30 2009 有濾過 清澄 火入れ 秘蔵熟成酒 拾八 仕込みが終わりのほほ~ん(◎´∀`)ノっとしたいのも山山、谷谷ですが酒蔵の造りの1シーズンとは仕込んで搾ってお仕舞いじゃーないんっすよ。ここからより厄介な作業がズズズーンっと入ってきます。そのお話の前にこのブログを読んでくださっている方って、お酒飲めない人っていないと思うんですが最近の日本酒でよく耳にすることばがあります。“無濾過” “滓絡み” “生” etc・・・こんなのラベルについていると『ヨヨヨ!?美味そうじゃんか♪』っと感じる方も少なくないのでは??いかがでしょう?僕も研究と称し、色々なお酒を買って飲むんです。今流行のお酒の系統やどんなお酒が好まれるのか雑誌等で使用される表現方法はどういう味の場合に使われているのか・・・とかねそんなときに“無濾過” “滓絡み” “生”なーんて付いてると美味しそうなイメージを受け、ついつい手にとっちゃいます。きっと言葉の意味を正確に知らなくても、とにかく『普通じゃない』っていうのが伝わるんだと思いますそれが飲んでみたいにという願望を刺激するんでしょうね。あとは、日本酒好きな方々のちょっとした流行的な部分もあると思うんですよなので、霧福屋や直売店限定の商品には“無濾過” “滓絡み” “生”なんかを使うようにしています。何でこのお話をしたかというと福司では今時期、搾ったお酒を滓引きしたり濾過をしたり火入れの準備をしたりで、蔵人が走り回っています。そう、これが先に書いた厄介な作業たち。厄介というのは、やりたくないとかそういう意味じゃないんです。頑張ってやっても、やらない方が美味しそうに感じちゃうというのがちょっと切ない・・・・(´Д⊂グスン滓引きをすると滓がなくなってしまうので“滓絡み”とは名乗れません。濾過をしてお酒をキレイにすると“無濾過”とは名乗れません。品質を保ち美味しく熟成させる為に火入れをすると、“生”とは名乗れません。それでも手間隙かけて、良いお酒を作ろうとしているんですよ。でも、悲しいかな時代はこの手間隙は隠して、そちらの言葉のほうが人気の様だ・・・・勿論、“無濾過” “滓絡み” “生”って書いている酒は美味しいですでも、書いて無い方が実は手間隙はかかっているんですよね。・・・・っということは、そこをあえて表現するのも面白いかな!?例えば『有濾過 清澄 火入れ 秘蔵熟成酒 拾八』 みたいなΣ(・ω・ノ)ノ!有濾過 : 濾過してますよ~♪清澄 : 滓引きしているから澄んでいて清らかなお酒です!火入れ : 火入れしているので品質安定!!なんだかこれはこれで、画期的!?・・・・・かな??【現在53位】どうですかね?その表示、なかなかいいかもよ!っという方は是非クリックを!!ん~、そうでもないかも・・・・ザンネンっと思った方は応援の為に下のバナーをどれかクリックして下さい(^-^) ▲PageTop
Comment 阿井 says... "" 私はこの前、久々に地元釧路に帰ってきたのですが、親が福司さんの酒蔵開きで『たれ口酒』を買ってきてくれていて、長らく味わっていなかった旨い酒にありつけました。 果実酒のような香りと濃厚な口当たりに肴を選びますが、とても楽しめる酒でありました。 日本酒はまだ覚え立てですが、故郷に旨い地酒があると実感でき嬉しかったです。秘蔵熟成酒も是非呑んでみたいです。 酒恋倭人 says... "" 毎度です! 手詰め瓶詰作業とかも大変ですよね~・・。 先日、やらせてもらいましたが、腰がいたくなりました。 その後、瓶燗して貯蔵するのも一苦労・・・ 酒蔵は、作るだけじゃなくて搾った後も大変だと身をもって体験しましたよ。 で、無濾過、とか滓がらみって、なんで、濾過や火入れしたものより高いんでしょうね・・・。 手間は、格段に火入れや、濾過してるほうがかかってるのに・・不思議です。 醸し屋 カズマ says... "" ≫阿井 様 コメントありがとうございます。 たれ口がお口に合ってよかったです(^-^) 確かにあわせる肴には困るかもし知れません。 地酒としては釧路の肴で飲める酒が1番だと思います。そういう意味で、わざと300mlという少量での販売になっているんですよ。 秘蔵酒は香りも優しいので海の幸にもぴったりです。次回釧路に帰ってきたときには是非、お試し下さい!! 醸し屋 カズマ says... "" ≫酒恋倭人様 毎度様です!コメントありがとうございます 手間はかかっていても、最近は生のフレッシュな味わいが人気ですから仕方がありませんね。 生は生でリスクが高いですから、その分の代金ということでしょうか??あるいは貯蔵に冷蔵庫を使うからかな???