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北海道 釧路の地酒 『福司』 若僧蔵人の醸し屋日記

北海道(特に道東)の美味しいや楽しいを日本酒を通じて紹介します。

温度計


ふと蔵を観ておもったんですが、
こんなに沢山の温度計を使う仕事もそうは無いだろう・・・・
お酒つくりでは温度が1つの目安になります
その他にも状態は勿論、モロミではアルコールや糖分、酸度が重要な情報です。

どんな時に温度を測るかというと
ほぼ全工程で計ります。

例えば、お米を洗う時にも温度を測るんです。
お米を洗う時には、洗う水の水温と米の品温。
この差が大きいと米が割れてしまうんです。

麹つくりでは、温度を目安に管理していきます。
実は、麹菌は温度によって機能が少し変わってくるんです。
この温度帯の時はこの働きをする、この温度の時にはこの働きといった具合にです。
なので、造り手としては目的のお酒を造る為にどんな麹に仕上げていくのかを考え
それに合った麹菌の温度管理をしていくんです。

そして、蒸米の温度は勿論、部屋の温度や湿度も重要なポイントになります。
室がある程度湿っていると、麹クンは元気ですが
それではいい麹にはなりません。
かといって乾燥しすぎても、お米がカツカツに乾いてしまいます。

それなら、その瀬戸際の温度帯を保てばいいのに・・・っと思うかもしれませんが
麹菌も生き物で、好き嫌いがあるんですよ(^-^;)
このときにはこの温度帯にしてあげるとか、このときには保温してあげるなど
かなり複雑なんです。

仕込みをしている時やモロミノ状態も温度管理は徹底して行われす。
温度が高くなると酵母が元気になりますが、糖化が追いつかなくなってしまいますし
逆に糖化が進むように低くしても、酵母が元気がなくなってしまいます。

このように沢山の場所で温度を測って、管理していくので
場所によって様々な形状、大きさの温度計があります。
っということで、今日は蔵にあった温度計を何個か撮影してみました。

▼ 麹室を使用して麹を作るときに沢山の温度計を使用します
D1000407.jpg

▼ モロミにいけばタンクの中のモロミノ温度を調べる為
長いコードの付いたデジタル温度計を使用。
しかし、このデジタルの温度計は静電気に弱くエアーシューターの使用時に使うと故障の原因になるので、そんなときには金属製のケースに入った温度計で測定します。
D1000409.jpg

▼ 左下の温度計は蔵の中の室温を観る為に使用している壁掛けの温度計。
かなり古いもののようで、文字が逆に書いてあるんです。
▼ 右下のは、麹室で使用する乾湿計。
これで室の湿度と室温を管理していきます。
D1000410.jpgD1000406.jpg

このほかにも色々な温度計を使用しているんです!
お酒作りは神秘の世界・・・かもしれませんが
実はしっかりとした温度管理や緻密な計算から造られている
非常にデリケートな飲み物なんですよ。

これだけ造るまでに温度を測るんです
飲むときに是非温度管理をして下さい(笑)


【現在34位】明日はいよいよ甑倒しです!
お疲れさまぁ~、今シーズンも無事に終わりそうです!
またワンシーズン、見守ってくださってありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。




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