28 2007 とろーりピーチna原酒!? 搾ったど~!!!お待ちかねの花華の1本目を搾りました。この酵母は他社では無い、福司だけのオリジナル酵母です。花酵母と言えば農大分離の花酵母を、分離元の研究室を出た蔵元にだけ分けていることで有名ですが、それらの酵母ともまた違います。完全完璧にオリジナル!オール北海道の花酵母純米酒ですもちろん他の酵母とはまた違う、特徴の酵母毎日大事に育て上げました。ある意味吟醸より気を使います!日本酒の仕込みはすごく奥深く、どんなに熟練杜氏でも毎年が勝負です。細かなところにも気を使い、少しずつ経験として蓄えていきます。実は、酒つくりって同じ作り方をするだけでは同じお酒は出来ません。個々が面白いところであって、難しいところでもあります。例えば、ものすごく美味しいレストランのカレーに極秘の伝統レシピのようなものがあったとしても。すごく美味しい日本酒を造る蔵に極秘のレシピは存在しないはずなんです。だって毎回違うんだから極秘のレシピも毎回変わっていきます・・・それってただの参考資料でしょ?っとなってしまうわけです。重要なのは造り手の経験と感でしょうか。だから杜氏はすごいんですよ。何で毎回違うの?理由は簡単♪原料(米)の出来も毎年違いますし、気候や温度管理ももちろん違います。これだけですと、普通の料理の仕込みとかとも同じかもしれません。しかし、ここに更に微生物という生き物は加わってきます。菌体も生物です。人間が個々で様子が異なるように、菌にも少しずつ違うところがあったりします。米、気候、菌。それぞれが少しずつ去年と違えば、最後には結構変わってしますよね。なので酒造りって毎年が初めからに近いものがあるんですよ。蔵人は毎年1年生ですwしゃべれない、目に見えない生物とのコミニュケーションがお酒造りには重要という事です。同じ醸造酒のワインも微生物(酵母)を使用しますよね。それにワインは葡萄の出来で大きく味わいが変わるのも皆さんご存知でしょう。何といっても葡萄の甘みがダイレクトに発酵に関与してきますからね!じゃ~日本酒は??原料の米の出来が関わってくるのはわかっていただけると思います。その後、米のデンプンをもう一種類の菌、麹菌で作ってやります。1種類でも扱いが大変な微生物を、2種類も巧みに操り日本酒は作られていくんです杜氏は微生物を巧みに操るマジシャンなんですwそんな酵母の中でも扱いと言う意味では協会酵母は他の酵母(花酵母や蔵付き酵母)に比べとっても楽♪協会酵母ってすごく元気で大雑把なんですよね。結構意地悪してもしっかり増殖しますし、心配事が少ないやつなんですよ!協会の酵母と同じタンクに入れてやると、協会酵母の方が元気なんですよね~。逆にそれ以外の酵母は割りとデリケートなものが多いです。ようは、いつもより気を使かって醸されたのが花華だってことです!(これが言いたかっただけw)では今日の花華は・・・?原酒で、更に甘めなので・・・なんだかトロ~リしてました!!食前酒とかでありそうな感じ。心なし、ピーチなお味がします♪ピーチリキュール??そんな感じの花華でした社長は「ん~酸味が足りん!!」っと言ってましたけどね(^^;)もっとワイルドなお酒が良かったようです。大事に育てすぎたか??2本目の仕込みは、胸毛ボーボーのワイルドな花華を目指すか(醸し屋のイメージでは 胸毛ボーボー = ワイルド です!)▼ランキングupにご協力していただけると嬉しいです。ブログのランキングに登録中!道東のよさを地酒から発信しますガンバレ日本酒!クリックしていただけると嬉しいですランキングに参加中・・・そして・・・ランキング低下中・・・(^-^;) ▲PageTop
Comment 酒恋倭人 says... "" 毎度です。 そうですよね~。 毎年同じ味がだせないのが日本酒の欠点であり、長所でもありますよね。 今年の味はどんな味かな?って、飲んでみなければわからないのが、わくわくして、私は好きですね。 花華って、名前から想像すると、女性をイメージするんですが、 胸毛ぼうぼうは、異国の男性的な酒に感じますね~。個人的には、胸毛ぼうぼうを飲んでみたいです! カズマ says... "" ≫酒恋倭人様 社長的には協会酵母のようなきれいな酒よりも、酸味のアルワイルドなお酒がいいようです。胸毛ぼうぼうはワイルドの勝手なイメージですがw 花華という名前は、確かに女性にも抵抗無いようにという気持ちもありますね(^-^)