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北海道 釧路の地酒 『福司』 若僧蔵人の醸し屋日記

北海道(特に道東)の美味しいや楽しいを日本酒を通じて紹介します。

麹室内の義務教育!?


今朝はメチャクチャ シバレマシタ~
『シバレルネ~』ですw
通勤の際、健康と環境のことを考えた結果徒歩で通勤している醸し屋です。
今日は「寒い~」では無く、「顔が痛い!」と言った感じ。
歩きながら不意に母の話を思い出しました。

数日前・・・

母   「今日は寒かったでしょう?、鼻くっついた?」

醸し屋 「鼻?どこに?くっつかないよ」

母   「え?昔は鼻がくっつくほど寒くなったものよ」

まず、鼻がくっつくってなんだよ?(^-^;)って話ですよ。母曰く、鼻の穴がくっつきふさがってしまうと言うのです!・・・ありえないと半信半疑。
もっと詳しく聞くと、寒いのでマフラーを首にではなく、あごや口にもかかるように巻くと白く暖かい息が鼻の周りで冷やされ水滴になり、あまりの寒さで空気を吸い込むと鼻がペコッ!とくっつくと言うじゃないですか。
更にはまつ毛も凍って目が開かなくなるとか・・・またまたぁ~

こんな話をしたら北海道には住めない!と言われそうですが・・・
これをEさんに「まつ毛なんかくっつかないですよね~」と聞くと「くっついた事ないね~」と言ってまいたよ!ほらね!!!くっつくはず無いよ


そう思っていたらボソッと・・・

「鼻毛はあるけど・・・」

あるんだ・・・鼻・・・




蔵は昨日最後の蒸かしが終わり、今日は麹の「盛り(もり)」と言う作業をしました。
この盛り、麹造りの折り返し地点的な作業工程になります。蔵によってい異なりますが、麹つくりは1回約48時間(2日間)です。

初めは蒸した米に菌を植え、蒸米と言う培地の上で成長してもらうのが目的です。麹菌は植物にも近い感覚で、種をふり、根(菌糸)をつけます。なので、まずは芽が出てもらわねば困りますし、成長してもらわねば困るんです。それまでは義務教育的に米粒1つ1つは団体行動をしてもらいます。みんな集まって、温度と湿度をキープします。ここで仲間はずれや単独行動をとってしまうと、30度近い室内で孤独にミイラ化し、菌糸も回らず干からびてカツカツのお米になってしまいます。

盛の工程では、お米1粒1粒が独り立ち(独立・成人と言ったところでしょうか?)していきます。ここでバラバラになっていくわけです。そして盛りを行った後は、成長した麹君に、酵素つくりという仕事をしてもらいます。彼らは1人前ですから頑張って仕事をしてくれます!中には仕事をさぼる麹君もいますが、そういうやつは目で見ればわかるんですw

それを当時がみてみんなが頑張れる環境つくりをしていくんです。麹も人間と同じですねw

明日はいよいよ花華がしぼれるかなぁ~ニッヒッヒ



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