19 2007 粕と焼酎とアルコール濃度 皆さんお元気ですか?お正月まで2週間をきりましたさて、ここ数日日本酒ではなく酒粕のお話をしていますが、今日も粕です。酒恋倭人さんにコメントを頂き、『粕汁』のお話がありましたが今年の春(三月)にこんな事件があったのはおぼえていますか?『粕汁2杯を食べて酒気帯び運転で書類送検』呼気1リットル中0.15ミリグラムのアルコールが検出されたそうです。皆さんは酒粕中に一体どれくらいのアルコールが含まれているかご存知でしょうか?とある文献には6~9%含まれていると記載されていました。これは恐らく板粕の状態ではなく、踏み込み粕のような熟成させたものの方でしょう。やはり酒粕中に酵母がいますので更に発酵してアルコールの濃度が上がるのです。あの板粕が発酵するのか?とおもう方がいるかもしれませんが、清酒粕を利用した粕取り焼酎の製造方法の1つに『新粕をそのまま水で溶かし発酵させ蒸留する方法』(本格焼酎製造技術より)と言う方法があります。ようは水で溶かしただけでも十分発酵するだけの栄養分があるということです。水を加えるのは酵母が増殖しやすいようにという意味もあります。そのメカニズムは粕内に含まれている水分と残存酵素がはたらき、酵母の栄養源ある糖分を製成しアルコールを獲得とぴうものです。蔵での貯蔵によっても、微弱ながら時間をかけて発酵しアルコール濃度が高まるのだと思います。よって、アルコール濃度は少し増すはず~♪どんだけ~”食べてもわかりますよね?板粕食べても味気ないですが、諸白粕や踏み込み粕のような、お漬物を漬ける粕を食べると酔っ払いそうになりませんか?奈良漬とかの中にも結構お酒の味して濃いやつありますよね~6~9%と言えば、ビールよりもアルコール濃度が高い。ビールで4~5%と言ったところでしょうか?飲むわけではないにしろ、結構な濃度です。こりゃ~酒気帯び運転になりそうですよね。でも、しっかりと熱を加えればアルコールも揮発しそうなものですが・・・なら板粕なら安全!と言うわけでもないかもしれません。板粕の状態からアルコールを集めて焼酎を造る方法もあるんです!とはいっても、自宅で甘酒を作って、しっかり加熱すればアルコールは揮発してなくなってしまうと思うんですがね(^-^;)改めて、飲酒運転及び酒気帯び運転は止めましょう!!▼ランキングupにご協力していただけると嬉しいです。ブログのランキングに登録中!道東のよさを地酒から発信しますガンバレ日本酒!クリックしていただけると嬉しいですランキングに参加中・・・そして・・・ランキング低下中・・・(^-^;) ▲PageTop
Comment 酒恋倭人 says... "なるほど" こんにちは。 勉強になりましたね~。 さすれば、元気な酵母が残ってる粕に、お粥を入れて しばらく寝かせると、酒ができるのかな?。 カズマ says... "" ≫酒恋倭人様 ・・・新鮮な粕ですか?酵母が残存していれば理屈的には可能です。 でも、粕の酵素だけではお粥は溶かせないと思いますよ。 あと、乳酸が無いと腐る可能性もあります(^-^) 面白いことに仕込み初めの酵母と後の酵母では、同じ酵母でも後の方があることが優れた酵母になっているそうですよw 酒恋倭人 says... "" ありがとうございます。 理屈的に可能なら、一度チャレンジしてみます。乳酸の変わりに、少しヨーグルトを混ぜてみます。 カズマ says... "" ≫酒恋倭人様 まずは酒税法の違反はしないでくださいね! あと、市販されている粕では鮮度が悪く、残存の酵母数は少ないかと思います(^-^;)それにヨーグルトは脂質たんぱく質を含んでますから、味は保障できません!