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北海道 釧路の地酒 『福司』 若僧蔵人の醸し屋日記

北海道(特に道東)の美味しいや楽しいを日本酒を通じて紹介します。

しぼりたて生酒発売されました。

昨日、ブログを更新しようと思っていたのですが、
私用で帰らねばいけず更新でいずに終わってしまいました。
途中までは書いていたので昨日の続きを書き足して更新します。



先週、しぼりたて生酒が発売となりました。
SNSでは「飲みました!」という内容の投稿が出て
製造部一同感想などをチェックさせてもらっています。

例年ですと一週間ほど早いため
まだ大吟醸の仕込みが行われてていなく
市場調査も兼ねたキャラバンが可能ですが
今年はちょうど大吟醸酒の麹造りで泊まり込み真っただ中・・・・
ちょっとした休憩時間にSNSチェックをしています(笑)

しぼりたて生酒も生酒なので、実は少しずつ酵素反応により変化しています。
搾ったばかりの時と瓶詰時、そして製品となっての今では
少しだけ表情が異なるのですが
そこを知れるのは製造部で働いているメンバーくらいでしょう。

しぼったばかりのしぼりたてはもう少し荒く角があります
香も若干異なります、私の印象では発売後の方が少しフルティーです。
酵素反応の促進によりやや甘さも増します。

福司のしぼりたて、他のお蔵さんのしぼりたてと比較されることも多いです。
いや~もちろんそうですよね。
この時期どのお蔵さんも出しますから。

造っている側からすると乗っている土俵が違うので
純米吟醸表記のモノと比較されても・・・・とは思ったりもしますが
それでも個人的にはうちのしぼりたては十分戦えていると思っています。


さて今年のしぼりたて、「ここが苦労した!」という所は
米質かな?と思います。
溶けにくいという事からしっかり溶かそうとしました。
実際は思ったよりは溶けていませんが・・・・

溶けにくいという事だったので吸水を増やす方法をとるにも
麹造りで苦労するので洗米はかなり気を使って行ってもらっています。
大吟醸と同じ工程(方法)で洗米してもらっています。
これはしぼりたて生酒に限らずですが、今年の米の質から考え
その方が最終的な酒質も上がるであろうという事で行っています。

これによって麹造りの質が上がり酒質にも少なからず影響している
というのが私たちの考えです。
米質が安定するのと米糠の落ち方が違うので
捌け方が大分違います。特に捌けが悪い米を使用しているので
少しの差が大きいです。

あと今年は仕込み初めが温かく醪の管理でも苦労しました
正直前半はかなり大変でしたね。
ただここ数年のデータから1本あたりの仕込み量を変えていたので
これも醪の経過コントロールにプラスの結果になっていたと思います。
昔のままなら悲惨でした。

もちろんその他のデータから理想の経過や
数値のを割り出して管理をしたため
追い水をここ数年の中ではかなり抑えています。

ただこれらのデータも、実は皆さんの評価のお声から
しぼりたての味わいの傾向や数値などを記録しています。
いわゆる良いと言われた年のデータを参考にしているという事です。

もちろん厳しい意見も必要で
反省点として受け入れて修正する際に使用しています。


造って終わり、市場に出して終わりではなく
実際に飲んでいただいた皆さんの声を拾うことも
実はしぼりたてや活性酒などの季節商品(1年に一度しか仕込まないので)には
大事なことなんですよ。

ちなみに。私たちももちろん他のお蔵さんのしぼりたての唎酒をします。
製造部のほとんどが生のお酒よりも火入れや燗酒を好む傾向から
あまり飲む機会は少ないですが
勉強させていただいています。

さて、蔵では大吟醸の仕込みや麹造りの時期となり
各担当部署で忙しい毎日を送っております。
2月に入れば一段落なのでそこまで頑張ります。


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● 福司酒造 製造部(公式)Twitter:  @fukutsukasa_
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