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北海道 釧路の地酒 『福司』 若僧蔵人の醸し屋日記

北海道(特に道東)の美味しいや楽しいを日本酒を通じて紹介します。

セカンドライン

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本日も蔵の中での作業日でした。
今日でほぼすべての工程を終了し
今シーズン仕込みをして貯蔵するお酒は貯蔵タンクへと払い出しが終了。
残るはセカンドブランド用に詰めるお酒のみです。


さて、セカンドブランドとファーストブランド(福司のこと)では
ブランドとして区分けしていますが
製造工程でもいくつか分けている部分があります。

まずは福司についてですが
福司は釧路の地酒として創業当時より販売している当社のブランドです。
100年前から受け継がれてきたやり方で仕込み
変わらず作り続けます。

とはいってもずっと何も変えないわけではなく
時代に合わせ、地域や時代の変化に対応しながらも
福司らしさを大事に作っていこうと思っています。

今までだって創業当時から変わった部分もあるでしょう。
例えば泡あり酵母を使っていたが泡なし酵母になったりもそうだと思います。
木製の木桶から琺瑯タンクに変わったのだってそうです。
作り方は時代に合わせて、便利なものは使用しつつも
この地で飲まれた味わいや福司らしさは残しながら継承し続けます。


味わいとしても端麗爽快
昔ながらの漁師マチの酒という印象


セカンドラインはもう少し豊かなボディーで
複雑味があり、時代に合わせた多様性を求める酒質です。


ただし、うちの蔵らしさとして飲みやすくて
だらだら飲んでしまう
ついつい飲んでしまう
そんな部分は共通して残しておきたい部分。

出来るだけ派手ではなく
1杯目に選ばれないで
3杯目くらいで飲みたくなる酒がいいなと。

主役ではなく脇役でいいんですよ。
1杯しか飲まない人の1杯を目指すのではなく
何杯も飲む人の何杯目かを目指す酒です。

とにかく飲んだら杯が進む酒がいいですね。
1人で1本飲んじゃうような(笑)
誰かと分け合うというより
1人でも気がついたら四合瓶半分くらい飲んじゃった!みたいな。


入り口になる酒は世の中に多いですから
行きつく先の酒の方がいいでしょう(笑)
もちろん吞兵衛の皆さんがうちの酒にたどり着くための
入り口の酒は大事だと思っていますが
日本酒苦手で・・・・の人の入り口は
もっと華やかな方々に任せます。


どこか懐かしくておいしい酒がいいですね。



あ!で、どこを福司と変えているかというと
今は酛の部分で区分けしています。
福司は速醸酛だけですが
セカンドはそれ以外の酛の技術を使っています。

出来る限り原料の米と水だけで造る製法にチャレンジしているのがセカンドです。
そして今年のは去年と違って濾過の部分も福司と変えています。

色々変えている
でも、水も米という原料の部分(精米も産地も同じ)
根本は福司と同じっていうのが面白い。
この違いも比べてみて欲しですね。


よく米の違いや、酵母の違い
精米歩合の違いで商品を分けたりしますが
米も水も酵母も同じで製法が違うので
とても分かりやすいと思います。

「同じなのに違う」を純粋に感じてもらえるはずです。
そういった利き比べもしてみて欲しいですね。
セカンドもお楽しみに!!


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085-0831
北海道釧路市住吉2-13-23
福司酒造株式会社

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