北海道 釧路の地酒 『福司』 若僧蔵人の醸し屋日記

北海道(特に道東)の美味しいや楽しいを日本酒を通じて紹介します。

福司 ひねり餅事件 ~歴史あるあの板はどこに!?~

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仕込みが始まり、もう少しで一か月
すでに1日1日が短く感じてあっという間に一か月。
曜日感覚が戻るのは、唯一金曜日のまかないがカレーと決まっているからでしょう(笑)
ゴミの日がわからなくなります(笑)


さて醪もすでに5本目となりました。
1本目の活性酒から始まり、搾りたて生酒用の酒などを
順次仕込んでいます。


仕込みの際に重要視される一つが、お米の柔らかさです。
お米が柔らかく蒸上がれば、その分早くお米が溶けていきますし
硬く蒸上げれば溶けにくい米となります。
軟らかくても困ることがあれば、硬くても困る。
程よい硬さが重要なのです。


その程よい硬さのことを、私たちは「外硬内軟」な蒸米と言います。
要するに、外側は硬く中が軟らかい蒸米です。
全ての米に同じ条件だけ水を吸わせたらいいというわけではなく
米の品種、精米歩合、米の水分、気温、水温・・・
それらの条件が微妙に変わるところを考慮して吸水させていきます。


そして、外硬内軟の蒸米を仕上げるのに大事なのが、やはり人間の感覚。
手で触り感触を確かめ、蒸米の状況を観察します。
最終的にはこれが一番早い(?)


どこのお蔵さんでも、昔から行われているのが
「ひねりもち」というものを作ること。
これは蒸米を手のひらでひねりつぶし
蒸米の状況を確認する方法です。

写真は醸し屋が少しだけ蒸米をとって作ったやつです。
このひねりもちは、蒸米の状況を確認後、醸し屋のお腹へと入ります(笑)


先日、このひねりもちで大事件が起きました!!!!


というのも、社長が愛用していたひねり餅を作るための板が
仕込みシーズンになってから見当たらない事件です(笑)
一見普通の古い板ですが、なんとあの板には60年の歴史があるんだとか!


醸し屋は毎年それを使っている社長を見ているので
その板を捨てることはありませんが
新入社員にとってはただの板(笑)

という事で、蔵中に捜索願を出し、無事に見つかりました(笑)


そんな時に社長が言った一言
『(60年間)費やしてきた時間は長いのに、失うときは一瞬か・・・・儚い』
その時知るわけです。あの板への思い入れの深さを。
今後、福司ではあの板が今まで以上に大事に扱われることでしょう(笑)



【求人募集終了のお知らせ】
2015年度 の採用募集は終了致しました。 沢山のご応募ありがとうございました

次年度の募集も同様に、ブログにて開催する予定です。
今後ともよろしくお願いいたします。

■資   格   短大・高専卒業以上を希望(理系の方希望)
■仕事内容   清酒製造・その他
* 書類選考あり
* 委細面談の上

085-0831
北海道釧路市住吉2-13-23
福司酒造株式会社

最後まで読んでいただきありがとうございます!

次の山場、活性酒の仕上げにのぞみます!!!!
皆さまお楽しみに!!!

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