濾過
写真は濾過の工程。
濾過というと普段仕事でやることがない限り
あるいは理系の大学に行っていない限りは
中高時代の理科の実験でする『ろ過』を思い浮かべる人も多いでしょう。
濾紙をコーヒーのフィルターのような形に折り
ロートを使って液体と固体に分ける作業です。
日本酒の濾過も基本的には同じですが
もう少し大きな機械を使用して行います。
(写真のような)
ろ過は固体と液体に分ける作業ですが
醪をお酒と粕に分ける圧搾(あっさく)という工程の他に
この濾過工程が入ってくるんです。
同じ個体と液体に分ける作業ですが
お酒の搾る工程と濾過は、現場では別扱いですね。
じゃぁ、お酒で言う濾過って何?ってことですが
よりお酒をきれいにする(ここで言うキレイというのは澄んだという意味)
ための工程です。
搾っただけでは滓という物質が残ります。
市販されている製品の中には「滓がらみ」と呼ばれるものがありますが
これは要するに濾過をしていないですよってことです。
なんだか滓がある方が自然で美味しそうなイメージが最近はありますが
必ずしもそうとも言えないと僕は思います。
実は滓があることでお酒が変質しやすいという特徴もあるんです。
生酒なら冷蔵で早く飲むでしょうけど
火入れしたお酒だとこれは劣化につながることになります。
より美味し状態で飲んでもらえる期間を長く保つために、
滓の様な物質を取り除く工程が濾過という工程です。
お寿司を思い出してみてください。
新鮮な、活きのいいネタを酢飯と握る。
ブリッとした歯ごたえや素材そのものの甘み
これも美味しお寿司。
一方、アナゴの様な焼いたり
マグロの漬けのように漬けこんだり、
昆布〆や〆サバのように保存性や安全性を高めたり
そういう風にひと手間かけたお寿司も
素材+αの美味しさと技があります。
これも美味しいお寿司。
ありのままもいいし、
ひと手間かけたのもいいですよね。
両方の良さを知ってほしいかなって思います(^-^)
最後まで読んでいただきありがとうございます!
曇ってるのになんだかムシムシですね
除湿機がほしい季節。
洗濯物も部屋干し・・・って冬もか(笑)
今週末は霧フェスです!
天気よければ浴衣もいいですよね!!
浴衣には日本酒でしょ!!!w
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