27 2012 菰樽出荷最盛期!もし、菰ダルを買ったら・・・・ お元気様です。蔵では年末年始に向けて樽の出荷が最盛期をむかえいようとしています。福司の菰樽は、全て1人の職人が造ります。最近ですと樽に発泡スチロールの型をつけてビニールで出来た菰を巻いてつくるお蔵さんも多くなりましたが福司は未だに藁の菰を巻いています。裸の樽は横から見ると上の部分が大きい台形になっていますけれど、樽というのはややボテッとした下の方がふくよかな形をしているんですよね。この形を出すために裸の樽の周りに本来は藁を巻くようですが今は紙を巻いて形を整えています。この形をきれいに出さないとなんとも腑抜けた樽に仕上がってしまうのです。もちろん1つ1つ手作業で巻いていくので形が同じにはなりませんそのために形が同じようになる型もあるようです。が・・・福司では1つ1つに手間をかけて樽作りを行っています。形を整えた樽に藁の菰を巻いていき紐で形を作り上げていきます。僕も昔何度かチャレンジしましたが藁の菰って藁に手の油分が取られてすごく手がガサガサになるんです。樽を作るのにも結構手間をかけているんですよ。菰樽というと鏡開きを連想する方多いんじゃないでしょうか?鏡開きというと樽の蓋を木槌で叩いて割る(開く)行事ですがあれは予め割れるように加工をしているのはご存知でしょうか?これ、意外にご存じない方がおおいようで・・・(;・∀・)ハハ以前聞いた笑い話のような本当の話(らしい。)とある式典の会場で見せ場の1つでもある鏡開きを行ったもちろんそれは絵になる場面なのできっと沢山のカメラが割れる瞬間を撮ろうと待機していたはず。そんな注目を集めている中で、お偉いさん数名が樽の前に立ち木槌をもつ司会の方が声をかけて『せーーーーの!!』と息を合わせ木槌を振り下ろす。コツン・・・・あまり力を入れすぎると蓋が取れた際にお酒が飛び散るのを知っているお偉いさんたちは力を加減して叩いたのですがこれがまったく割れないのでもっと力を入れないとだめなのかと力をこめて再度木槌を振り下ろしました。鏡開きをしらなかった担当者はてっきり叩けば割れるんだと思い込み何の加工もせずにただ樽を置いてしまったんです。そりゃぁ割れるわけも無くむしろ蓋が取れないようにしっかり組まれた樽。木製の容器でありながら液体が漏れないようにつくられているんですからそう簡単に割れるわけが無いんです(笑)滅多に鏡開きなんてする機会も無いでしょうがもし菰樽を買われた時には今日のブログを思い出してください。▲ 新米新酒第二弾!! しぼりたて無濾過生のほぼ原酒 1/11発売開始 ▲ この時期だけの熟成した粕の味わい。色々な料理にどうぞ。▲ 釧路の新しい情報探してみませんか?釧路のブログが沢山!!最後まで読んでいただきありがとうございます。目指せ50位!!樽酒を飲んだことがあっても樽ごと買う機会なんてほとんどありませんよね?鏡開きもいいですが樽に呑み口をつけて呑むのも粋です是非こちらもお試しください♪呑口から出した酒はなんだか更に美味しく感じますちょっと飲んでみたいなぁって思ったら応援クリック、ポチッとお願いします(^-^)!上のKUSHIRO BLOG100も見に行ってもらえると嬉しいです。現在の醸し屋のRankingは・・・105位 ▲PageTop