18 2012 井戸の底にある世界 今日は井戸の中で作業をしていた醸し屋です。毎年仕込み前のこの時期になると井戸の清掃を行います。冬場は米を洗ったり洗い物をしたり、もちろん仕込み水にも使う大事な水毎日すごい量を使うのですが夏場はほとんど使いません。なので、その間の汚れをキレイにしてあげます。汚れといっても汚いとかというよりも使っていないのでということです。“井戸の中”というと暗く深いイメージですよね。はい、まったくそのとおりです。映画“リング”で貞子が井戸に落とされることからなおさら薄気味悪い印象なのではないかと思います。この世とあの世をつなぐトンネルとも言われています。井戸の底で作業をするのですが、電気なしでは真っ暗です。上を見上げると入り口が唯一の光。とても遠く不安な気持ちになります。ちょっとおどおどしく書きました(笑)井戸を実際にみたことのある方は大分少なくなったんじゃないでしょうか?日本は水道ひねれば水が出ますから井戸がある家なんかほとんどありません僕もこの仕事じゃなければ井戸の中にはいることなんか無かったと思いますし(笑)映画のイメージで直径1mほどの井戸を想像するかと思いますが(僕は昔そうでした。)福司の井戸は僕の想像よりも大きく直径1.8mくらいはあると思います中に入って手を広げても端から端へは手が届きません。その分、中は広々としています。井戸の清掃を終えると濁りがなくなるまで排水を繰り返します。このときに見えるのが井戸の底で湧き出ている水です。湧き水ってとても清いイメージがありますよね。なので井戸の底って暗いんですがとても神秘的な空間です。透明できれいな水が湧き出ている音の無い空間。醸し屋にとって冬の仕込への気持ちを切り替えるためのスイッチの1つにもなっている気がします。写真じゃ分かりづらいですが、真ん中あたりからプクプクと水が湧き出ているんです。福司では釧路の湧き水を使用しお酒を造っていますよ!!▲ 秋酒特集つってみました。秋の味覚とあわせて飲んでみてください♪▲ 釧路の新しい情報探してみませんか?釧路のブログが沢山!!最後まで読んでいただきありがとうございます。目指せ70位!!この世とあの世をつなぐトンネルといいますが恐ろしいものというより神聖な感じもします。今年も更に酒の品質が上がるように願いをこめての応援クリックをポチッとお願いします!!Rankingアップして北海道のお酒をもっと知ってもらいたいっす!上のKUSHIRO BLOG100も見に行ってもらえると嬉しいです。現在の醸し屋のRankingは・・・98位 ▲PageTop