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北海道 釧路の地酒 『福司』 若僧蔵人の醸し屋日記

北海道(特に道東)の美味しいや楽しいを日本酒を通じて紹介します。

井戸の底にある世界





今日は井戸の中で作業をしていた醸し屋です。
毎年仕込み前のこの時期になると
井戸の清掃を行います。


冬場は米を洗ったり
洗い物をしたり、
もちろん仕込み水にも使う大事な水


毎日すごい量を使うのですが
夏場はほとんど使いません。
なので、その間の汚れをキレイにしてあげます。

汚れといっても汚いとかというよりも
使っていないのでということです。





“井戸の中”というと
暗く深いイメージですよね。


はい、まったくそのとおりです。
映画“リング”で貞子が井戸に落とされることから
なおさら薄気味悪い印象なのではないかと思います。
この世とあの世をつなぐトンネルとも言われています。



井戸の底で作業をするのですが、
電気なしでは真っ暗です。
上を見上げると入り口が唯一の光。
とても遠く不安な気持ちになります。




ちょっとおどおどしく書きました(笑)



井戸を実際にみたことのある方は
大分少なくなったんじゃないでしょうか?
日本は水道ひねれば水が出ますから
井戸がある家なんかほとんどありません

僕もこの仕事じゃなければ
井戸の中にはいることなんか無かったと思いますし(笑)



映画のイメージで直径1mほどの
井戸を想像するかと思いますが
(僕は昔そうでした。)
福司の井戸は僕の想像よりも大きく
直径1.8mくらいはあると思います中に入って
手を広げても端から端へは手が届きません。



その分、中は広々としています。
井戸の清掃を終えると濁りがなくなるまで排水を繰り返します。
このときに見えるのが井戸の底で湧き出ている水です。


湧き水ってとても清いイメージがありますよね。
なので井戸の底って暗いんですが
とても神秘的な空間です。

透明できれいな水が湧き出ている
音の無い空間。
醸し屋にとって冬の仕込への気持ちを切り替えるための
スイッチの1つにもなっている気がします。



__.jpg


写真じゃ分かりづらいですが、
真ん中あたりからプクプクと水が湧き出ているんです。
福司では釧路の湧き水を使用しお酒を造っていますよ!!







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この世とあの世をつなぐトンネルといいますが
恐ろしいものというより神聖な感じもします。
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