21 2012 あれが“みなニコリ”につながる一歩・・・ いつも醸し屋ブログをご覧下さりありがとうございます。本日も蔵より元気にお送りいたします。先日、甑倒しを終えましたっという日記を書いたのですが・・・・今日、本当の本当の甑倒しを終えましたw実は日本酒の仕込みでも特殊な“四段仕込み”という仕込み方法があるのですがその仕込みはお酒に甘みをもどす仕込み方法なんです。簡単に説明すると・・・・搾る直前に蒸米と麹で作った甘酒のようなものを添加し搾ってあげるんです。蒸米と麹で作った甘酒というのは、蒸米のデンプンを麹で糖化した、天然の糖を添加することでお酒に甘さを戻す仕込み方法です。これが“四段仕込み”といいます。その四段の最後の蒸かしを本日上げました。はれて本当の甑倒しを迎えましたwそして火入れに向け少しずつ準備を始めます。来月はリキュールの仕込み&霧想雫や斗瓶どりの準備など結構予定が詰まりそうなので余裕を持って行動しなくては・・・さて折角の新商品ですから開発秘話をちょっとずつ(^-^)そもそもなんで、日本酒一筋の福司がリキュールをつくったのか・・・・ことのきっかけは2年位前の話です。日ごろから新しいことへのアイディアを社長が提案してきます。もちろん『ちょっと大変そうだな・・・』っということも・・・花華の開発もこの一言から始まったらしい。そんないくつかの「こんなのどうだ!??」という提案の中にリキュールの製造も入ってました。その頃、リキュール市場は今ほど種類が豊富ではなく梅酒をはじめ柚子酒などの柑橘系のリキュールが人気でした。もちろん頭に浮かぶのは“梅酒”柚子酒も捨てがたい・・・でも、肝心な“北海道産”素材が入手困難。リキュールに限っては北海道産という概念を崩しては?と社長に話をしたこともありましたが、答えはNOでした(笑)社長がNOというのなら、北海道素材でいくしかない!僕自身も納得して、これならいい!という素材を探すしかない。でも、頭に浮かぶのは果実のみ・・・夕張メロン・・・丹頂イチゴ・・・・さくらんぼ・・・・(@Д@;もっと何か北海道らしいもの!!!ジャガイモ・・・カボチャ・・・・とうもろこし・・・もっともっと!!!!鮭・・・・ウニ・・・・昆布・・・・カニ・・・磯臭い・・・・(;ω;)海産物はまずい!海じゃなくて陸のもの!!ん?北海道といえば、ミルク!酪農じゃないか!?こうやってヨーグルトにたどり着いたんです。これだ!!っておもって社長に提案したんですけどね初めの反応はすこぶる悪かったです(笑)社長 『え~~、ヨーグルトのお酒(´~`)。゜○』醸し屋 『Σ( ̄ロ ̄lll)がーん』でも、根拠の無い自信って無いです?醸し屋的はこれが一番いい素材だって、何の根拠もなしに思っていたんですよね。なので、スーパーで飲むヨーグルトを買って研究しました。休みの日は近郊にあるヨーグルトの製造元をドライブがてら回ったりして飲むヨーグルト業者をさがしてまわってましたね。今思えば、あれが“みなニコリ”につながる一歩だったのかもしれません。▲ 釧路の新しい情報探してみませんか?釧路のブログが沢山!!最後まで読んでいただきありがとうございます。目指せ50位以内!!根拠の無い自信・・・そんな時あるあるっていう方は応援クリックをポチッとお願いします!!(笑)Rankingアップして北海道のお酒をもっと知ってもらいたいっす!上のKUSHIRO BLOG100も見に行ってもらえると嬉しいです。現在の醸し屋のRankingは・・・47位 ▲PageTop