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北海道 釧路の地酒 『福司』 若僧蔵人の醸し屋日記

北海道(特に道東)の美味しいや楽しいを日本酒を通じて紹介します。

御飯茶碗で計算すると軽く1000杯は越えます!!



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皆さん、今年の生酒を飲んでいただけましたでしょうか??
毎年飲んでくださっている方でしたら
今年のはちょっと辛めに仕上がっていることにお気づきでしょう。


そう!いつもでしたらもう少し甘味があるのですが、
『もう少し飲み飽きしない酒質を』と思い少し辛口に仕上げてみました
その結果かなり飲みやすくなっているのではないでしょうか?

お酒をしぼってそのままを瓶詰めされているので
通常の商品と比較するとちょっと濃いですよね?


個人的にはこんなに濃くなくてもいいのかな?っとも思うのですが
皆さんはどうなのでしょうか??

まだの方はコチラからどうぞ!!
無題
▲新米新酒第二弾!無濾過の“しぼりたて生酒”

2011年1月14日(金)発売開始!





さて、新年を迎えもう三週目に入りました。
年を明けてから仕込んだ酒母も成熟し
仕込みタンクも2本目の添仕込みを本日終えたところです。

やっと本格始動し始め、なだれの様に月日が流れることでしょうw
三月の蔵開きまではビッチリ仕込みがあるので
気を抜かぬよう頑張ろうと思います。


仕込みを行う時にいつも幻想的だなと思う瞬間があります。
それは蒸したお米を冷ます際に布に広げるのですが
蒸米から上がる蒸気で、蔵の中が湯気だらけになるんですよ。


その状態が雲の中にいるような、そんな感じに思えて
とても幻想的というか・・・
その景色を皆さんにも見てもらえたらと思い写真を撮りました!!

2011-01-08 13.19.54

実際は本当に凄いのですが
醸し屋の携帯のカメラではこれが限界ですな ヾ(;´Д`A


でも蒸米から蒸気が出ているのがわかりますかね?
これを室温で冷ましてから麹室へ運ぶんです。
この時は布で蒸米を包んで、背中に担いで運ぶんですが
白い布を背負う姿はまるでサンタクロールの様w


ちなみに、今日の麹米は180kgでした。
御飯茶碗で計算すると軽く1000杯は越えます!!
1日三食を各一杯ずつ食べたとしても
1年は軽く持つ計算です。


その量のお米を大きな机の様な“床”といわれる台に広げ
温度や水分の調整のため撹拌しながら麹菌の胞子をまいていくんです。
今までは4人での作業ですが、これからの時期は仕込み班と麹班に分かれるので
2人で180kgの蒸米の床もみ種付けを行います。

種付け ・・・ 種麹(又は“もやし”という)を篩でふるい、胞子を蒸米に付着させる工程
床もみ ・・・ 種付け後、蒸米を床に広げ胞子が均一につくように揉み込む作業 



室温は35℃前後ですから、汗だくで(;;;´Д`)
Tシャツは勿論、下着までビッチャビチャですよ
でも内心は、『痩せないかな?』という期待であふれています(笑)


明日は今年に入って1本目の留仕込みになります。
こっから約20日間の発酵が始まりますので
早ければ2月初めには今年1本目のタンクの搾りが行われるでしょう。

今回仕込んでいるのは純米酒です。
今年も美味しい純米酒に仕上がるといいなぁ。







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麹だけで1年分の御飯ですよ!!じゃ、蔵で一日に蒸す米の量って
どのくらいなんだと思います??

①350kg 御飯茶碗で2000杯強  2年分くらい
②750kg 御飯茶碗で5000杯前後 5年分くらい
③1t  御飯茶碗で10000杯くらい 10年分!?

さて、どれだと思いますか??
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