10月24日発行、醸界タイムスWEB版より「ZINO」と「R25」がコラボレーション 日本酒の粋な飲み方という記事がありました。
男性においしい日本酒を粋に飲んでもらおうといった内容です。
海外の日本酒のブーム(?)を日本へ引き戻し、センスあふれる中高年とそれに憧れる若手ビジネスマンをターゲットに発信してくそうです。
「ZINO」はカッコいい大人の男性向け雑誌で、まだ若僧には早い!っと言ったジェントルマンチックな雑誌です。
「R25」は何年か前からテレビなどでも取り上げられていますよね。リクルートが東京都近郊で仕掛けているフリーペーパーで、毎月60万部の発行部数で、かなりの人気だそうです。
基本的ターゲットは、首都圏に約300万人いるという25歳以上の男性ビジネマンをターゲットにした情報誌だそうです。
内容も実に多彩で、最新の政治からエンターテイメントまで記載されていて非常に面白い!・・・そうです。僕はみたことはありませんが(^-^;)
この2つが展開する粋な飲み方に注目ですw
日本酒=カッコいい男性
になったら嬉しいですね。
そして
日本酒=出来る女性
でもいいかな。
ちなみに
11月10日(土曜日)に酒道楽様主催の
第29回日本酒を楽しむ会が開催されます。
いつもはギリギリで告知して申し訳ないので早めに発表しました!
だってだって~今回の会は題して!
「幻の福司と吟醸酒を楽しむ忘年会」です!!!!!
おぉ~なんだかむず痒い・・・
多分社長も知ったらビックリするはず。僕もビックリしましたw
会費は5000円。僕は仕込みが始まっているため恐らく参加できませんが、今回は春に限定販売した吟醸無濾過生原酒の二種類を出展するそうで、個人的もかなり興味ある反面、ちょっと恐いですね。
生で無濾過を半年以上貯蔵したらどうなるのか・・・いい具合に進んでいればいいのですが(^-^;)

詳しい情報やお申し込みは酒道楽様のホームページで!
⇒http://www3.ocn.ne.jp/~hkaei/
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暦はもう少しで11月になってしまいます。
早いですね、1年間って・・・
本日は蔵の大掃除でした。従業員ほぼ全員で蔵を掃いて、ブラッシングしました。
建物が古いのでピッカピカ
とはいきませんがスッキリしました。
実は今月のお話・・・
全く心当たりの無い小包みが醸し屋宛に届きました。
事務のSさんが「カズマさ~ん、小包きてるよ」
送り主様を見ると、半年ほど前に霧福屋でご注文いただいたお客様でした。見た瞬間に「あ!あのお客様だ!」と思い出すくらいの印象的なお客様だったんです。
中には何と丹波黒大豆の枝豆
が
大学時代の仲のいい友人の教えでは・・・
食べ物くれる人はイイ人
これは間違えない♪
ん?いつも物をもらっている印象をお持ちの方も多いかも(^-^;)
またまたお客様から物をいただきました
有難うございます
あまりの嬉しさに近くにいた社長に報告!
枝豆すきの社長「俺にも分けて
」っとちょっと黍団子を分ける桃太郎気分を味わいながら。社長にもおすそ分け♪美味しいものはみんなで食べなければバチ当たりますからねw
長方体の箱を開けると粒の大きな枝豆が現れました!!

思わず・・・「でっけ~
」っと声がもれちゃうほど!
早速家で茹でました!
しかも醸し屋が自分で♪自分でやると余計に美味いっすね
『おいしくゆでたい枝豆』という説明の紙にゆで方が丁寧に記載されていました。そこの湯で時間は約12分と書いてあったのですが、何と僕より早くゆでて食べた社長から電話が!!!
トォルルル~
ガチャ
醸し屋「もしもし」
社長 「おう!枝豆ゆで時間4~5分で十分だからな!12分だとやわくなるぞ!いやぁ~粒おっきくておいしいわ~、有難う」
っと電話がありました。
この電話がなかったら危なく12分素直に茹でてましたね!
命の恩人ならぬ、枝豆の恩人です。

ホックホクに茹で上がった枝豆。粒が大きく少々色が着いていました
緑色の皮からうっすら黒色なのが透けて見えます。
右の小さい写真が社長自家栽培の枝豆です。
丹波黒大豆の枝豆は粒が大きいのでさやがくびれています
社長のはちょっと寸胴ですが、味は濃厚で甘かったんですよ!
丹波黒大豆の枝豆のお味は・・・
指で皮を押すとブリッン!っと実が出て、口の中に入ってきました。
実も大振りなので噛むとメリメリ!って音がするんじゃないかと思うような、存在感!味も上品でおいしかったです!
中を割ってみると、黒大豆って言うだけに黒い!

中も黒いのかと薄皮を脱がしてみると・・・あれ???
緑だ(^-^;)
新しい発見でしたね。
この枝豆はタンパク質・脂肪・ビタミンB1・B2を豊富に含んだ栄養価の高い食品で、丹波黒大豆の枝豆を食べれることは最高の贅沢です!
・・・っと同封の紙に書いてありましたw
是非皆さんも、食べてみて下さい!
送ってくださったK様ありがとうございました!
ココロ温まるお手紙も嬉しかったです。これからも見守っていてくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
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仕込みまでもう少しです。徐々に気持ちも仕込みのほうに向いてきています。
霧福屋はちょっとほったらかしぎみですが、これからの季節は【季節限定酒】が出てきますのでお楽しみに~
予定としましては
11月 三年古酒大吟醸(数量限定)
12月 活性清酒(プチプチにごり)
1月 しぼりたて生酒(フレッシュ!)
3月 たれ口酒(ネット販売無し)
5月 斗ビン取り吟醸(数量限定)
このどこかに花華が入ってくると思います。あと、5~6月くらいには炭鉱の坑道に貯蔵している『海底力(そこヂカラ)』の発売があると思うのでお楽しみに~
前回の続き、NEW蔵元グッツ入荷の第2弾!
続きましてはトートバックとショルダーバック♪

右 ショルダーバック
ショルダーは720mlのビンが1本丸ごと入る大きさです。男はこういうの持たないのでどう使っていいか分らないですが・・・近くにちょっと行くときはいいのかな?裏地がしっかりついているので安心です! |
 |
左 トートバック
もう1つのトートは個人的にはお気に入り♪A4のノートが入る大きさで縦長のお弁当箱ならすっぽり入るくらいマチもあります。デザインもシンプルなので扱いやすそうです。こちらも裏地がしっかりついています。720mlだと縦に2本入れてもいいかもしれません。 |
 |
この2つは割りと定番の型なのでかなり扱いやすいと思いますよ(^-^)実はショルダーの方が手間がかかっているそうです!
これも全て手造り商品で同じものは二度と出来ないんでしょうね~
少し売店も華やかになってきました♪
さて、どの型が一番人気なのかな?ちょっと楽しみです(^-^)
全体的に女性よりのデザインが多いので男性でも持てるようなのもお願いしてみようかな~?
今までお酒に関心がなかった人も、こういうも物をキッカケに酒蔵が変わってきているんだなぁ~っと感じる要素になってくれると有り難いです。特に若い方にはちゃぶ台をひっくり返すイメージよりもちょっと大人っぽく飲むお酒のイメージがあれば幸いですね。
酒蔵に来るのが楽しみの1つになるように・・・
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本日土曜勤務の醸し屋です。
そとは大音量の音楽がかかっています。
実は坂のたもとにある大学の学校祭!
軽音がガンガンなっていて・・・この音楽を耳障りに思えてきた醸し屋はソロソロおじさんの仲間入りか!?
そんな時、社長の奥様が差し入れを持ってきてくれました。
なんだか大事そうに抱えているものは・・・
焼き芋♪
秋といえば焼き芋!
こんな機会が無いと食べないので、かなり久しぶりだ~
昔はこれにバターぬって食べてました。
今となってはそんな恐ろしいこと出来ませんが・・・
美味いんだなぁ~バターつけたサツマイモ。
教訓:食べ物くれる人はいい人
本日はお約束どおり、福司のNEWグッツをご紹介♪
今回はリンクしています福岡の酒蔵「若波酒造」さんのあまおう様にご紹介いただいた、asukaさんに福司グッツを作ってもらいました!!!
蔵の中にあったロゴ入りの布を送って、トートやお酒を入れる袋を作ってもらったんです!
今日はとりあえずこの2点をご紹介!!!

じゃっじゃ~ん♪
左がお酒のビンを入れて上を縛るタイプの手提げ袋
右がチョコットお猪口入れ
花柄の裏地がキュートだ!
蔵に来ているパートのおばさんも「カズマくん。私これ欲しい!」っと目をつけていますw

何と手提げ袋はマチが広いので一升瓶も入っちゃう優れもの!
実は醸し屋の想像以上に手が込んでいて、ビックリしています。個人的には大満足!
このお猪口入れにMyお猪口を入れて居酒屋に行く人がいてくれたら幸せです。
なぜこのようなものを作ろうと思ったのか・・・
当たり前なことなんですが、個人的にあったらいいなぁっと思ったからなんです。
職業柄かお酒を差し入れしたりすることがあります。
その時にいつもしっくりこない・・・
ビニール袋に入れて持っていくにもなんだか変。しかも割れそうだし。
そう思ってカートンに入れて行っても、箱は後々ゴミになるし
袋もカートンの角で破れてしまったりと不都合だらけでした。
そんな時、ワイン用のお酒入れが売っていたんです。
ハイカラでカッコいいんですが、ワインの入れ物に日本酒は入れたくない(個人的なこだわり)
っと言うことで、asukaさんにお願いして日本酒のビンが入るものを作ってもらいました!それにエコだしね!
そしてお猪口入れも。
居酒屋で最近多いのがモッキリ。
枡の中にコップを入れるタイプ。
あれはパフォーマンスはいいのですが、美しくない。
更に木の枡を使っていて洗浄が不十分だったりすると、枡にカビがはえてたりすると最悪。
気持ち悪くて同じお店で日本酒頼めないじゃん!
お酒を楽しむにも素敵な酒器で楽しんで欲しいし、お酒にこだわるなら更にお酒を美味しく飲める酒器にもこだわって欲しいんです!
自分の一番お気に入りのお猪口で美味しいお酒を捜して欲しいんですよ。
それに、お店の人にも優しい。1回1回器を変えて飲むのもいいんですが、利き酒してるわけじゃないならコップ変えなくていいんじゃない?
そのコップを洗剤つけて洗って水で流して・・・これも環境を思うと極力避けたい。
利き酒や味を真剣に見たいする場合は、もちろんグラスを変える方がいいですけどね
Myお猪口を持ち寄って飲む文化もあったらおもしろいかなぁ~って。
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本日も蔵掃除してきました。今日は細かい器具の殺菌と、1階の天井のすす払いです。
天井はメチャクチャ高いので、2m以上箒ですす払いをしました。
上を向いているうちに口が開いて、目にごみが入りちょっと大変でしたね。首もなんだかだるし・・・
最近蔵では風邪が流行中!
ちょっとしたブーム!?このブームに一番先にのってしまったのが営業Aさん。今朝はマスクをつけてご出勤。
早速製造部では『マスクマン』というあだ名がつけられていました。
はたして、正義の味方なのか・・・はたまた悪の根源か!?
装着しているマスクは、若干ヤンキーマスクでしたw
なので、悪か
お大事に~
そういえば、昨日の夜のホッケーの試合の帰りものすごい濃霧に出くわしました!
久々ですよ、あんなに濃い霧は!!!
視界100~150mくらいじゃないでしょうか?交差点でとまって反対車線の信号がぼやけて見えます
次の信号なんて全く見えません!
さすがに事故も多いらしくパトカーがかなり出ていましたし、途中でオートバイの事故の現場検証も行われてました。
バイクは危ないですよ~
しかしまー、パトカーのランプあるじゃないですか、あれがこの霧で全然見えないんですよ。近づいてやっと「何か赤い光が動いてる・・・」といった具合。あれは良く見えるように設計されているものなんじゃないんですかね??なのに見えないくらいの霧って・・・
おっかなくて右折できません
こんな日は斜め横断は禁止ですよ!
更にはヤンキーの黒い車が交差点の真ん中でパトカーと向き合って止まって、通行できない状態。おいおい(^-^;)

この写真は前に霧がかかったときに撮っておいた久寿里橋の写真です。
どこが橋かって?明かりが映っている下に橋があるはずなんですが・・・。
この橋、片側2車線の割りと大きな橋なんですよ。
昨日の霧はこれより酷かったですよ。恐らく同じ位置から撮ったら、明かりすら見えなかったんじゃないでしょうか?
霧の多い釧路ですが是非お越しください
明日は福司のNEWグッツをご紹介♪・・・の予定。
かわいいのが出来上がってきました
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ここ数日秋晴れが続いています。
木製の器具の乾燥にはもってこいです!
蔵の和釜に水を張り、お湯を沸かして掃除をしている毎日です。
すっかり酵母の分離は休業。春まで封印しました。
今年の酵母たちはしっかり冷凍フリーザーでおねんねしています。
昨日は蔵の二階を掃除しました。
麹室やもと部屋はだいたい終了し、残るは細かい器具の洗浄&殺菌です。
この2階は麹を造るときに使用したり、出来上がった麹を枯らしたりするスペースとして使用しています。『枯らし』と言うのは麹が出来上り、麹室(こうじむろ)という麹を造る為の暖かい部屋から出して、すぐに使わず1日くらい置いて冷まして乾燥させる工程をいいます。
見学に来られたことがある方は見たことがあると思うのですが、2階に上がる階段はかなり急です。ちょっとしたアトラクション!?という感じ。
▼ 詳しくは去年の日記を見て下さい♪
2006.10.17 『こんな時期に、かいだん話』
ここの掃除でいつも気になるものがあります。
それは蔵の梁。
いたるところで梁が出ているのですが、ここが一番近くで見れるので好きです。
その他にも『梁』には深い縁を感じます。僕のことを知っている方はこの意味が分るかも
大きくて太い梁や柱は、蔵の歴史を感じさせてくれるんです。
湿気と乾燥に耐え切れず、亀裂が入っているもの。
地震の影響で曲がってしまったもの。
恐らく昔の蔵人が書いたであろういたずら書きやメモ。
自分の知らないことがここには沢山あることを感じさせてくれます。

よくドラマなんかで家の柱に子供の身長を刻んでいったりしますよね?
あんな感じの歴史を感じさせてくれます。
僕はずーっと借家暮らしだったので、そんな柱に傷をつけることが出来なかったのがちょっと残念。
この柱や梁は蔵がたったときからあるんだよなぁ~
そして、本当の意味で蔵を支えている大事な柱・・・
キレイにしてあげなくちゃ。
それにしても大きな柱だ・・・
一体樹齢何年の木だったのかな?
この蔵が90年。(蔵もまだまだ若いんです)
年輪から50年以上はありそうだ。150年前の木かな?
自分の6倍の年齢かぁ~
やっぱ木製はいいなぁ~
こうやって歴史を感じられるし、使うことで道具に歴史を刻めます。
傷や色。時には手垢w
いつまでも木の道具を使っている歴史を大事に出来る蔵でありたいです。
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皆さん風邪には気をつけましょう!
外から帰ったら、うがい手洗いの後に飲酒をしましょう♪
今朝の釧路新聞の15面にこのような記事を発見!!
『地酒「カムイの眠り」誕生へ』
全国でも例がなく 名物として発信
~内容~
阿寒観光協会がフクツカサの吟醸酒と純米酒を阿寒湖の湖底で眠らせ、1年後に「カムイの眠り」という商品名で周辺の温泉地域などで販売するというもの。環境省によると、国立公園内で日本酒を寝かせるのは全国でも例がないとのこと。今後の新たな地域の名物として発信したいという考えで、28日の午前11時からコタンの長老が立ち会い、湖底に沈めるそうです。
太平洋の海底の底の下を通る、炭鉱の坑道に貯蔵した『海底力(そこヂカラ)』と少しだけ発想が似ていますが、今回は水中に貯蔵するという大胆なもの!
新たな地域の名物になってくれるといいのですが・・・
何でも初めてや一番のりはいいですね~

まず、カムイというのは、アイヌ語で神格を有する高位の霊的存在のことで、キムンカムイ(山の神で熊のこと)、チェプカムイ(神の魚で鮭のこと)のように、「 - カムイ」などのように用いられます。今回の場合は湖のカムイ?お酒のカムイ??何のカムイが眠って目覚めるんだ?
この阿寒湖は阿寒国立公園内にある湖で、湖畔の一角には北海道最大のアイヌコタン(アイヌの集落)があり、アイヌ民族のお祭りなども行われます。湖は特別天然記念物のマリモ等で大変有名です。そういう意味では、もしかしてもしかすると、まりもっこりの故郷かも知れませんw
そしてこのお酒の容器がまりもをイメージした容器になっています
▼こんなので、色は2色。もう1つはもっとグリーン色してました!

この容器を見て、パートのオバサンは「今日マリモッコリ酒を詰めるの~♪」って言ってました。
確かになんだかモッコリした容器・・・さすがにマリモッコリ酒はパクリ過ぎて使えないなぁ~
この容器に詰めたお酒を湖に沈めるそうなんですが、どう沈めるのか・・・貯蔵して味がかわるのか??
沢山のなぞはあると思うのですが、そこはあえて掘り下げないで、醸し屋は出来上がったお酒がどうなっているのか、消費者目線で楽しんでみたいと思います。(きりがなさそうなので考えたくありません・・・
)
出来れば1年貯蔵じゃなく。三年貯蔵も検討して欲しいですね。
どんな風になるのだっろう・・・
それでも、このような形で日本酒を使用し町の活性や名物つくりを行ってくださるのは、とっても有り難いことです。造り手としても、名物になるようなお酒造りを心がけていかねばなりませんね。
ちなみにフクツカサに商品の問い合わせをしても、取り扱っておりませんのであしからず。
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10月も半分を過ぎ、木々もかなり色付いて窓から見える葉の色は紅や黄色そして、茶へと変化しています。仕込みもあと2週間後には始まり、いよいよ冬到来ですね~
最近は自転車通勤も止め、徒歩で通勤しています。
寒くなって自転車で通勤していると、そのスピードで余計に寒く感じるのと、肌が擦り切れそうなるんです。それに歩いた方が体も温まり、仕事前には良い準備運動になるんですよね~
毎年この時期になると製造部のIさんと2人で井戸の掃除を行います。
そう、仕込みに欠かせない仕込み水⇒井戸水です!
日本酒を造るのにはもちろん米も大事ですが、水が豊富に無いと造れないんです!仕込みに使用する何倍もの水を使用し、1つのお酒が完成します。
お米を洗ったり、浸漬したり、蒸かす時も器具を洗浄するときも!
ものすごい量の水を使用し、製品化されます。蔵にとって水は大事な資源です。
今年は昨年よりも10日遅れでおこないました。気持ち水温が去年より低く感じます。朝方も蔵の前の土手の草に霜がついていることもしばしば。朝起きるときに布団から出たくない季節になりますが、造りとしてはこの寒さ大歓迎です!
まずは井戸の水をポンプで吸い上げます。これはかなりの時間がかかるので、前日に行います。その後井戸に梯子を掛け、少しずつ降りながら井戸の壁をきれいにいしていきます。この梯子も、固定されていないのでとっても不安定!上手に上り下りしないとかなり手足に負担がかかるんです。コツは足と手の距離が遠い方が力が逃げて、体に負担がかかり辛いんですよね。それでも1日3往復が限界かなぁ・・・
井戸の中はもちろん真っ暗で何も見えません!
裸電球を1つだけ降ろし、作業します。
真っ暗な中、電球の明かりを頼りに上から下ろした梯子で降りていくのです。下は水ですが、抜いているため浅瀬。落ちたら・・・・
閉所恐怖症・高所恐怖症・暗いの苦手な方はご遠慮下さい。
一番下まで降りると、水位は膝位まで下がっておりそこを防水のつなぎを履いてゴミを取ったりしてきれいにしていきます。ゴミはロープで引き上げてもらい、醸し屋は中でゴミをすくう役目。
僕は結構この仕事好きなんですが、一緒にいるIさんは苦手な様子。
確かに、井戸の上から物が落ちてきたら大変ですし、『もし・・・』っと考える始めるときりが無いほど。
安全のためヘルメット着用していますが、もしかしたらホラー映画の『リング』の貞子のように、井戸にとりのこされたらどうしようと思うと・・・
ぞっ~
ビデオにとりつくか??今ならDVD??いやいやインターネット上がいいかもなんてお昼休みに妄想
この作業での1番の難点は寒さ。長い間水の中に下半身が浸かっているので、結構冷え込む。今日も井戸からあがってきてしばらくは膝が冷たくなっていました。更におしっこも近くなる・・・こういうときはコタツに入りたいなぁ~
そして、この作業の1番の楽しみは最後の最後にあります。
きれいになった井戸の水が沸いているところを間近で見れること!
毎年見ているんですが、これを見るととっても清々しい達成感が得られるんですよ。
この写真は去年のですが、このように湧いています
(わかります??)

今年はカメラ持って行くのが面倒で諦めましたw
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半月ほど前のお話なんですが、いつもブログでお世話になっています大阪の酒恋倭人さんからイカ焼きなるものをいただきました。
イカ焼きというとイカに醤油をつけて焼く姿焼きを想像しません??
頭の部分に内臓(ゴロ)と味噌を入れても美味しいですよね~(通称:テッポウ焼きというらしい)
でもそのイカ焼きは、『イカ焼き』というのではなく『焼きイカ』という方になるようです。
今回のはイカ焼き。
きっかけは酒恋倭人さんのブログ「ご飯の前に、ポン酒で一献」内にてイカ焼きのお話があり、「イカ焼きとは何ですか?」と聞いたことから始まった。
関西の方では一般的なんでしょうか?・・・イカ焼き??
いまだに良くわかりませんが(酒恋倭人さんゴメンナサイ
)
北海道にはそういうものが無い!
知っているのはたこ焼き!!!これはもちろん知っているし。我が家でもたこ焼きパーティーをします。何と醸し屋は小さいときに少しだけ大阪(近郊)に住んでました!!そこで母が近所の方に教わったたこ焼きは、北海道の釧路近辺のたこ焼きとはちょっと違います!
何が違うのかというと、具
6種類くらい入れるんですよ♪美味しい~
蛸、葱、キャベツ、紅生姜、てんかす、そしてもう一つが・・・秘密
結構意外なものだと思うんですがね・・・なんだと思います??
と、たこ焼きじゃなくってイカ焼き!!
どんなのだと思います??絶対釧路の方は知らないと思うんですよ。見たこと無いもん!!!
しかも、名前を聞いた時の先入観ではたこ焼きの偽物かお好み焼きの偽物かと思ったんですよ
思いません???思いますよね??
両方大阪のイメージだし。
・・・でも、送ってくださった実物はどちらでも無いんです・・・
大阪人の食の発明は凄いなぁ~
見た目はどちらかというとお好み焼きに近いんですが、
インターネッの百科事典で検索をかけてみると、出ました!!!
『大阪のポピュラーな粉物(こなもん)料理、小麦粉の生地にイカを入れて焼き、甘辛いソースを塗った食べ物。
もちもちした腰のある食感で、ふんわりしたお好み焼きやたこ焼きの食感とは、まったく異なる。』と書いてありました。
確かに食感はモチモチ!生地はクレープより厚めなんですが、あんな風なペッタラコイの。しかし、なんともいえないモチモチ感・・・何が入っているんだ??餅粉???

送ってくださったのは、真空パック状態になっており、レンジか湯銭で暖めて食べます。ちゃんと丁寧に食べ方も書いてあるんです。
▼▼詳しくはし下のチラシを見て下さい!▼▼

せっかくいただいた物なので、美味しそうに撮ろうと試みたのでが、
なんだか上手に撮れませんでした・・・
この見た目の3~4倍は美味しいですw
とりあえずこのモチモチ感がいい!

そのモチモチ感はどう出すのか??調べた結果製造方法にあるようです。
原料は小麦粉と卵のようで、生地にイカを混ぜ込んでやくんですが、この焼き方が特徴アリ!!
なんと熱い鉄板でプレスして焼くそうです!!それであんなに薄っぺらかったのか!!ちなみに写真のはロールされてました。
このプレスによって気泡が抜け、小麦粉に含まれるグルテンにより強い腰のある食感になるそうです!
なるほどなるほど~こりゃー『お家で作ってみよう♪』とはイカねー!!!
そうなるとどうしても、どうしても食べてみたい!!そのモチモチ感ってドンナンヤネ~
私モチモチフェチです♪という方
あるいは、世の中の粉物は俺に任せろ!!っという方は、さっきのチラシから注文してみて下さい
味は大阪というとコッテコテを想像するんですが、結構サッパリ系なんです。
コテコテ派の方はソースをかけて食べればいいと思いますし、一味マヨネーズでも美味しいかも!
一味マヨネーズは広島でお好み焼きを食べた時に、お店のおばちゃんが「広島のお好み焼きは一味マヨネージャケン!」っていってましたw同じ粉ものだし、いけるんじゃないかな??
個人的にはお祭りの夜店で売ったいたら嬉しいですね。そんな感じの食べ物です!
残りは冷凍して小腹が空いたときの非常食にしてます♪
これにビールでも美味しいかもw
お酒っていいね~
ちなみにイカ焼きの始まりは明治末期だそうです!
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最近ヘビーなネタが続きましたので、今日は少々ポップなネタを・・・
実は昨日、蔵で爆発がありました!!!!
爆ではないですが・・・破裂したんです・・・・
帰り際の出来事でした
現場は火の気の全く無い製造部の醸し屋デスク。
詳細は以下のとおりです(全然詳しく書いていませんがw)
醸し屋がデスクに向かっていると
いきなり
バ ン!!!
聞きなれない音が背後から聞こえました!!
以前(学生時代に)同じ研究室のN君が実験で、液体窒素で凍らせた羽を、電動ミルで粉砕しようとしたときに、熱による空気の膨張でミルが爆発したことがあったんですが、そのときよりは小さい音でしたw
音のなった方を振り返ると・・・
床には無残な姿
バラバラです
この時点では何が起こったかよくわからなかったんです
・・・
北斗の拳状態です『You are shock!!』
というか・・・
これは!?
I am shock!!!!
そこにあったのは愛用している椅子の背もたれ。
吹っ飛んでました(^-^;)
飛距離は20cmくらい。
衝撃的です。今後どう座ればいいのか・・・
原因はネジの緩みに気づかずに使用していたため、ネジに負担がかかりぶっ飛んでしまったものと思われます
壊れた根元はまるで引きちぎられていたかの様

月曜に家から瞬間接着剤を持って来よう
社長にはナイショですが、すでに営業Aさんにはばれてしまいました
まーブログに書いた時点でバレバレなんですがね。接着剤でつけるので勘弁してください~
このショックな出来事から1夜明けた今日。
醸し屋宛に荷物が。事務のSさんから「カズマさん荷物届いたよ~」
??全く心当たりが無い
とりあえず送り主を確認すると、今年の春に霧福屋からご注文いただいたお客様からでした。とあることでのお礼にと贈り物を下さったんです!お手紙も入っていて嬉しい限りです。
まずはこの場を借りてお礼を言いたく書かせていただきました。
有難うございます!!
あー、酒恋倭人様からいただいた美味しい『イカ焼き』も書きたいし、ネタは沢山だ♪幸せ幸せ
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蚊に刺された!!!
こんな寒いのに蚊がいるのか!?お腹と足。。。赤くプチっとなっていてかゆい。
蕁麻疹??ムヒですかね?キンカンか??悩む。
昨日は防腐効果についてかかせていただきました。今日はざっと残りの2つについて書きたいと思います。
・香味の調整
適切な量のアルコール添加は、発酵時のモロミの香りを引き出します。特に吟醸系の酒の香味成分は、水には溶けないものが多く、それを溶かし留める為にアルコール添加が必要となるんのです。(ジョジョ様のコメントにもありましたが)
実際造りの時期にも体感しています。モロミ時期の香りが搾るとお酒に全部移行せずに、粕に残ってしまうのです。アルコールを入れても粕に残ってしまいますが・・・
そもそも吟醸酒自体が、アルコール添加を前提として開発された酒種です。
・味の軽快化
モロミの中には糖や酸が多く含まれており、完成すると重厚な味わいになります。ここでアルコール添加をおこなっておくと、それらが調整されるという面があり、酒の切れ味を良くするためにアルコール添加が活用されています。味わい深い日本酒を求める方は純米酒を選ばれた方が美味しいお酒にめぐり合えることでしょう!
逆に辛口ですっきりとした味わいのお酒をお探しの方は、本醸造を選ばれると当たりやすいかもしれません。
これらがアル添の大きな目的とされています
その一方影の面ももちろんあります。それが増量目的です。(to-ko-danna様のコメントにもありました)
特に分りやすいの大手の安価なパック酒です。小さな酒蔵では考えられないほどの価格帯。更には大手チェーン店のどこのなんと言う酒か分らない『清酒 1合』と書かれたメニューのお酒・・・
あれもきっとそういうお酒です。
そして同じ日本酒なんですよね・・・
今日もとある広告をみてビックリしました。清酒2Lパックで800円くらいで売っています 。美味しいのかは分りませんが、これもきっとそうでしょう。悲しいことに地方で多く出るのはこういう酒です。
自分たちがいくら頑張って休み無しで造った酒も、こういう酒にはかなわないんでしょうかね
酒蔵としては純米酒を飲んでいただいた方が嬉しいんです。本当に。
実際、増量目的かどうかは飲めば分ると思うんです。それがしっかりと味に出ているはず。あとは買い手の方々の判断にゆだねています。今のところはパック酒ですが、徐々に純米酒の認知度も上がっていましすね。
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先日取り上げた「アル添」の話題、大変多くの方からご意見を頂戴しまことに有難うございます。
この添加の問題は日本酒にとどまらず、食品のすべてに関わることなのだと思いますし、それを挙げていけばきりの無いほどです。
アル添と聞いて、
おかしい
なぜ?
と考えるのがもっとも普通なんだと思います。むしろ「ふ~ん」と思われてしまう方が恐いくらいです。実際僕もはじめは疑問でした。
しかし、その内容を追求し自分なりに理解したからこそ抵抗して受け入れられているんだと思いました。
日本酒を身近に感じて、興味を持ってもらう
その為にはこのような疑問点になりうるところを、きちんと説明していく必要があること。そして疑問を蔵元に遠慮せず投げ込めるような、接点を作っていくこと。きっとこれがケアにつながり信頼していただけるキッカケになるんだと思います。
消費者の方々には不思議なこと聞いてみたいことをドンドン蔵元に聞いていただきたいです。少なくとも今回コメントをしてくださった蔵元さんや利き酒氏等のアドバイザーの方々は、熱心に返してくださる方々です。むしろ僕が聞きたいことが沢山ありますしねw
沢山のコメントの中で
アル添の本来の目的(ジョジョ様)やアル添のアルコールの質(けんたろ@小樽様と酒道楽様)のお話が出てきてました。
きっとここも消費者の方に知っておいて欲しいことだと思うんです。
なので、少し掘り下げてお話できればと思っています。
目的としては下記の3つが上げられてました。
・防腐効果
・香味の調整
・味の軽快化
防腐効果
アル添を始めた1番の目的とされているのが防腐効果です。現在でも食品の加工や医療関係でも広くおこなわれるアルコール消毒ですが、殆どの生物が高濃度のアルコール内では生息できません。人間も高アルコールで死に至りますし、微細な菌ではなおさらでしょう。詳しいメカニズムは・・・よく知りません(^-^;)浸透圧の問題とかでしょうか??
誰か知っていたら教えて下さい。
昔の酒つくりはもちろん木桶つくり。木桶つくりの難点は木の目の汚れを落とすのが非常に手間がかかり、不衛生だったと聞いています。
今でこそ高圧の洗浄機などがありますが、当時はタワシか何かで洗っていたのでしょう。しかし、靴もなく土の上を草履で歩いたり、何日もお風呂に入らない時代ですから、不衛生この上ないんだと思います。
更には酵母は天然の酵母か継ぎ足しで発酵させる方式でした。鰻のタレを継ぎ足し使うような感じです。あれは火を入れてるのでまだましでっすが・・・。発酵しているモロミを木桶で汲み出し、次のタンクに入れるという方式。これでは酵母もだんだん元気がなくなり、十分なアルコールも出なかったことでしょう。しかも、発酵も神様頼みですから、現在の酒造りとはだいぶ違うことが分っていただけるかと思います。
しかも当時の酵母は今ほど強いものではなかったようです。なのでかなり味が濃く、エキス分の高いものだったのでしょう。きっと濾過も現在程よくはなかったはずです。
それでも火入れをして、最終的には殺菌しています。火入れの技法は室町時代に書かれた醸造技術書『御酒之日記』にもすでに記載されていたそうですから、その点は凄いですよね。
このようなお酒は非常に痛みやすく、日持ちがしなかったそうで。焼酎を混ぜ込み保存性を高めたそうです。これを柱焼酎と言う製法で、アル添の原点とされています。
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本日は一段と寒い日が続いています。今朝は手袋をつけて出勤です
息も白いですし、そろそろ自転車通勤をやめ徒歩で出勤しようか悩むところですね~
今朝は朝一番からちょっと冷や汗をかきました。
原因はコイツ▼

この小さな直径1mmほどの玉
これは試験管などに酵母を培養するための培地などを均一に分注するときに使用する、注射器のようなものの部品で、非常に重要な役割をしています。液体の逆流を防ぐ弁のような働きをするのです。
どうも調子の悪い分注器を分解して掃除したところ、コロコロと転がり床に!!!
床に鼻をこするように探し見つけました。
こんな小さくても役割はでかいなんて、見習わなくては・・・
午後からは仕込みの1本目で使用するタンクの清掃を行いました。
使用直前にも洗うのですが、今回はしっかり中に入って拭き掃除。
10tタンクの中は広く真っ白。
なんだか落ち着く~

冷たくて静かなんですが、きっとモロミもこうやって見上げていることでしょう。
●製造タンク
タンクの素材は鉄なのですが、内部はホウロウ加工してあります。蔵には濃い青色をしているものもあります。
その昔は木製の木桶を使用し作っていたそうです。最近では木桶でお酒を造る運動も広がっており、桶仕込み保存会というものもあるほどです。
http://www.okeok.com/
以前桝一酒造のセーラ・カミングスさんの講演を聴きに行ったときに、木桶のお話を少ししました。
福司も今でこそすべてホウロウのタンクですが、その昔は木桶で仕込んでいました。

▲これは昔の蔵の風景です。
この木桶は保存自体も大変難しく、今桶を直せる職人さんは大阪に一人しかいないとおっしゃってました(確か大阪・・・)これも酒蔵が木桶からホウロウに変えていったため、職人さんの職がなくなり少なくなってしまったのでしょう。そして、現在では木桶仕込みを残そうとしても、職人が少なく困難になってしまっている。現在いる職人の技術の後継者もいないそうです。なんとも悲しい悪循環。
それを知っていながらも、福司では出来ないのも事実・・・
木桶すべてがもう無いんです(^-^;)
今となっては悔やまれることですが、過去を悔やんでも木桶は戻らず・・・
木桶を新しく作るとしたら、莫大な費用がかかるそうで、そのお金はさてどこから??・・・更にはメンテナンス・・・
それでも、同業者が『残そう!』と頑張っている姿を見ると有り難く思います。
この木桶の姿がなくなってしまったのもきっと沢山の理由があるのでしょう。
福司では出来なくても、日本のどこかにこの風景を残しておいて欲しいものです。本当に他人事のように書いてしまって申し訳ありませんが、こころからそう思います。
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最近、色々な蔵元さんのブログをみます。とても勉強になること、感心し参考になること、その志から刺激を受けること、沢山あります。
しかし、一つだけ分からないことがあるんです。
『アル添した酒は日本酒じゃない』と
『純米酒こそ本当の日本酒だ』と
『アル添は日本酒文化の恥だ』という内容・・・・・・そうなのでしょうか?
個人的は言っていることも、思いも理解できるのですが、ちょっとそこまで追いやらなくてもと思うんです。
たしかに純米酒は本来の日本酒の姿に最も近い物といえるでしょう。素材そのものからお酒を造り出す。日本酒の真髄です。
その一方アル添酒の分類に入るのは、純米酒以外のお酒。いわゆる吟醸酒や本醸造酒、もちろん大吟醸酒もそうです。それらのお酒もしっかりとした日本酒であると僕は思います。
実は、他のブログに『アル添はそこまで悪いことではないのでは?』とコメントを残すと、閲覧者の方から『アル添=本当の日本酒ではない』とコメントをいただきました。純米酒以外を日本酒ではないとしたら、今までおこなわれてきた新酒鑑評会の歴代の受賞酒、更には杜氏の方々が今まで造ってきたものは何だったのでしょう?
そもそもアル添とはどういう目的でおこなわれるか?いつから始まっているのか?等沢山の疑問があると思いますが、今日のところは簡潔にお話します。
そもそも日本酒の起源は西暦700年頃(正確には2つほど説があるようです)とされています。そして問題のアル添酒は江戸時代から始められた手法です。当初の目的は腐敗防止・香気成分の保護・酒質の安定等からおこなわれたとされます。
そして戦後、食糧不足などから三増酒が世間に出回ります。この三増酒が1番の曲者。三増酒とは簡潔に言うと純米酒を三倍の薄さにアル添したものです。これは、はっきり言ってひどいです。「アル添酒は良くない」といわれる1番の理由を造ったのは、こいつだと思います。個人的に三増酒を良い目ではみていませんし、『三増酒=アル添酒』という代名詞が付くくらいのお酒です。このお酒を批判されるのなら仕方がないと思います。まったくその通り。僕にもこのお酒には疑問しか抱きませんでした。
しかし、実際近年酒税法の改正でも製造が出来なく改正されました。
この三増酒も確かにアル添酒です。
これは日本酒の製造のダークな部分だと思います。
その三増酒と同じアル添なのが、大吟醸酒、吟醸酒、本醸造酒等の特定名称酒です。アル添したお酒とはこの全てを指します。
僕はアル添酒は立派な日本酒の1つだと思います。
確かに良くないアル添酒もあるんです。それは認めます。
しかし戦争中、人々の心を癒した酒はきっとアル添酒が多かったのではないでしょうか?人々を支えたこともあると思うんです。
戦争自体は味わったことがないので、あくまで想像です。なので現実と違ったらすみません。そのときは考えを改めます。
戦時中は食事もろくに出来なく、ひどいときでは草の根を食べたりした時代もあったそうですね。もちろんそんなときはお米が豊富ではなく、日本酒を造るための米の確保すらままならないことだったでしょう。
そんな中、日本酒は配給として配られていたそうです。どうしてでしょう?いつ死ぬか分からない恐怖の中、尋常ではない精神疲労が考えられます。そんな中少しでも、気持ちを楽にし人々に少しの間でも安らぎを与える役目を果たしていたのではないでしょうか?
そして、お米が取れないような環境で、それでもお酒を配給するとしたら?純米酒で配給を行えるでしょうか?少しでもコストを押さえるためにも必要ですし、日持ちもします。そこまでして造る意味があったんだと思います。
それだけ、戦時中の心細いなか日本酒は必要とされていたのでしょう。
戦時中のあの環境の中、国民の心を支えた日本酒は純米酒だったのでしょうか?
僕はきっとアル添酒だったと思います。
そんな日本を支えたことのある『アル添』を、根本から『アル添=本当の日本酒ではない』という消費者を作ってしまうのは、僕としては悲しいことだと思います。
戦争を忘れ、平和だから「純米酒が日本酒だ」と言い切れてしまう時代なのかもしれません。
アル添は工業的にとらわれ、良くないイメージがします。実際に僕も昔はそう思っていました。
純米酒が1番本質に近いとおもっていました。しかし、純米酒には純米酒、本醸造には本醸造、吟醸には吟醸の特徴があり、それが日本酒なのでは?と考えるようになったんです。
ワインに赤も白もロゼもスパークリングもアイスワインも貴腐ワインもあるように、日本酒には吟醸酒、純米、本醸造酒、生酒、古酒、貴醸酒、山廃などがあるんだと思います。
そんなにアル添を悪く思わないであげてください。
造り手はアルコールも利き酒したりして、吟味して選んでおります。
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徐々に秋も深まり、紅葉も見頃ではないでしょうか?
朝の出勤では近くの公園の木々が黄色く色づいているのがよくわかります。落ち葉を踏むと、カサカサという音が寒くなった気持ちをなんとなく癒してくれます。最近は風邪がはやってきた様子です。しっかりうがいをしましょう!
醸し屋は鼻水が出ています。しかもかなり液体!
たら~りというか、ポタポタ垂れますw
今日も書き物をしていながらポタポタと垂れていました。あまり夢中になっていると、何の音か分らず「????
」・・・・「何じゃこりゃ~!!?鼻水
」と大騒ぎ。
また今日は製造部で大騒ぎ。Eさんのノートパソコンはフロッピーの読み取り機が内蔵型。これってかなり古いですよね?最近フロッピー使っている方少ないですし、極端に若い人は使ったこと無いんじゃないでしょうか?
このPCから、保存していたフロッピーが出てこなくなったんです!!
どうしてだ??
Eさんが必死になっているので、普段の迷惑をかけているのを挽回しようと、紳士醸し屋は『ちょっと見せて下さい
』っと申し出た。
どれどれと、機械の隙間から覗くと・・・
み・・・見えねー
おっと!?出すぎたまねをしたか!!!?
でも、ここで諦めてはいけない
とデスクのライトをつけ、お世辞にも大きいといえない目玉を更に細め、中を覗くと
みえ。。。た!!!!っぽい・・・
白い何か・・・
何じゃこりゃ????
・・・・「何か見えます。白い・・・・もの・・・文字・・・」とつたえる。
なんだか特番の行方不明者を霊能力や透視で探してる人のような片言さ。
先の細いもので、引っかかっているであろうと思われる部分をかわすと
出てきたぁ~
パソコンからチラッとはみ出たフロッピー!
まるで明石家さ○まか久本○美さんのfront tooth ののようにも見える
グググィ~っと引っぱり救出!
Eさんには「取れました」っと冷静を装い渡し、逃げるようにその場を去りました
今回の原因は、フロッピーの内容が分るようにテプラで表示してあったのですが、そのテプラが剥がれてきて、内部で引っかかっていましまったのです。皆さんも気をつけて下さい。
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来年の洞爺湖サミットに向けて北海道酒造組合では北海道洞爺湖サミット統一ブランド商品を作るそうです。詳しいことはまだ分りませんが、北海道の酒造好適米の『吟風(ぎんぷう)』や『彗星(すいせい)』を原料としたお酒を独自の審査を行い、商品化します。
今回皆様にご紹介したいのがこちら!
統一ブランド名は一般募集されます。
応募期間は平成19年10月15日から11月18日までの約1ヶ月間で、採用された方には・・・
現金100万円!!!!
っというのは嘘ですが、
北海道清酒蔵15社の銘酒720mlの15本セットをプレゼント!
これは結構楽しめるのではないでしょうか?15銘柄ということは滅多に見かけないニ世古・北宝・摩周の3社のお酒も飲めるということでしょうから、かなり興味があります。
僕もこの3社お酒は飲んだことが無い!北海道の酒好きも、道外の酒好きもどしどし応募してみましょう!
応募は北海道酒造組合へハガキ、FAX、メール(ホームページ)で行って下さいということです。
酒造組合のホームページから各地の酒造組合のホームページが見れるのですが、
他の地域のページは凄くきれいですね。
北海道のは、一昔も二昔も前のままのようなページ・・・
各県によってここまで組合の姿勢も違うとはビックリです!
しかもこのページ扱いづらい(^-^;)おいおい
今年も酒蔵祭りの時期がやってきました!今年は例年より遅い11月17・18日です。福司も去年の酒蔵祭りには参加したのですが、今年は行けないじゃないでしょうか??
かなり厳しいです
というのも、11月では仕込みが始まり人手が足りません!!!
せめて仕込みが始まる前だったらいいのですが・・・
去年お会いした皆さん!スミマセン!
ちなみに会場が去年と違うようですので、注意して下さい!
去年は札幌ファクトリーでしたが、今年は共済ホールとなっております
北海道酒蔵まつり
≪開催場所≫
札幌市中央区北4条西1丁目 共済ビル8階きょうさいサロン
TEL:(011)251-7333

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寒い寒い~。とうとう常時、ストーブの季節到来です。常時ストーブ・・・ジョージストーブ
欧米か!?
つまらぬギャグから入った今日のブログ、まー諸事情により落ち込んでいるため無理やり上げ上げですw
今日は仕込み準備期間のため、夏期の間行っていた実験の冬季休業準備を始めました。また来年の春から始動の予定です。
まずは酵母の冬眠準備をします。ある方法を使い酵母を保存して、冬に仕込むハマナス花酵母のhanahanaと他の菌が混じらないようにします。
そのある方法と言うのが、酵母冬眠用のカプセルの製作!

この方法は、一般的な方法ですので調べれば直ぐ分るかと思います。
この紫色のキャップがしてあるカプセル型の容器、セラムチューブと呼ばれています。僕にはこれがドラゴンボールのホイホイカプセルに見えて仕方がありませんが、これに酵母の居心地のいい液体を入れて一度殺菌してあげます。これでこのカプセル内は無菌、要は空室のカプセルホテル。ここに菌を入れて、心地よく保存してあげるんです。なんだかカプセルホテルみたいですよね。
っと言っても、専用の冷凍庫で保存です。
今日はこれを作成して終了。あとは仕込み用の水タンクの掃除。
水タンクというのは文字まんまなんですが、仕込みの際に水の温度を管理したりするために前もって仕込水をよけて置くタンクです。通常蔵に2階や高い位置に置かれています。これには理由があり、昔から受け継がれている知恵なんです。ちょっと考えると分ることなんですがお分かりでしょうか?
▼気になった方も分った方もワンクリックお願いします
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もう少しでアクセス20000件突破です!!!
今晩が山か!?突破なるか!!?
本日は仕込みの準備第一弾!と言うことで麹を作る部屋(通称:麹室 こうじむろ)を掃除&殺菌しました。ハイテクなお蔵さんだと、麹室がステンレスなところもあります。福司は昔ながらの手作りが基本なので木製の麹室です。見た目はまるでサウナ
冬は外気が0度近くなのに対し、部屋の中が30℃近くあるので、この温度差で体調を崩さないように注意です!とりあえず、我が福司の麹室と昔見学させていただいた広島県西条市の賀茂泉さんの麹室の写真をアップします!

▲ 福司の麹室
掃除後、醸し屋の素敵なゴム手袋でピースサイン
微かに手袋の中が汗臭くなっていた・・・

▲ 賀茂泉さんのステンの麹室。
ステンなので衛生的で掃除がしやすいそうです。なるほど・・・しかし、むれて通気性が悪く結露しやすそうな気もしますが、そうでも無いんでしょうか?ステンの蔵元さんがいらっしゃいましたら、参考までに教えて下さい(^-^)
麹室全体を雑巾掛けします。このとき天井を拭くのが、身長的にも醸し屋の仕事です。上を向いて、手を伸ばし少々えびぞりになりながら拭いていきます。拭いているうちに少しずつ口が開いてきます。いつの間にかポケ~っと半開き・・・雑巾から水滴が落ちて口に入りそうになったりしてヒヤヒヤです
とりあえず首と腕、腰が痛くなりそう
ここでしっかり掃除しておかないと一番初めの麹を作るときに心配で心配で大変なことになってしまいます!
麹ができないとお酒が出来ませんから、何気に重要!
微生物を扱う食品なので、何が完璧かは分りませんが、とりあえず信じてやるしかないです
▼ちなみにこれが麹の写真

市販の麹はブロック状に固まっていることが多いですが、蔵元で製造するのはお米一粒一粒が離れた(上手なチャーハンのような)麹です。このお米一粒一粒にきちんと菌糸(白いモヤモヤ)をまわすのが一手間なんですよ♪
これをしっかりやるから美味しいお酒が出来るんです!
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網走から只今戻りました!!
学生に小仕込みを教えてきました。
冬は仕込みでいけないうえに、峠は雪で封鎖になりかねないし・・・
いけません。恐らく今日が今年最後の農大訪問になりそうです
予定では・・・
釧路
↓ 2時間 
網走
↓
実験 2時間
↓
網走
↓ 2時間 
釧路
計6時間の予定だったのですが、段取りが失敗し実験に3時間かかってしまいました。お陰でお昼ご飯は帰りの車の中でコンビニ弁当。
せわしなかった。
しかも資料を持っていないと思い、「これ、持っていないなら・・・」と資料を見せると
「あっ!それあります!」って出てきました。読んでいないだけか??
とりあえず洗米を先日の夕方にしてもらい、一晩浸漬しといてもらいました。学生の実験では限定吸水までしなくてもいいだろうと言う判断です。本来の仕込みでは吸水時にお米の目玉を見つつ、吸水の様子を伺い秒単位で目を光らせます

そして水切り⇒蒸かし。今回は小さな蒸篭(鍋のようなステン製)で蒸かしました。お米を包むための布を用意してもらいましたが、理想的なものがなく、ガーゼを使用。このガーゼが厄介
米がくっついて大変でした
分っていたことなんですがね
化繊の布がくっつかなくていいんですよw
蒸気が出てから時間を計り、蒸かし上げます。その間に水麹をつくってあっという間に時間!!?
学生に麹を量って△フラスコに入れさせたら、メチャクチャ時間がかかりました(^-^;)おいおい、これじゃ蒸かしあがっちまうよ!!っと言うことで少々手を貸し、蒸かし上がりの予定時刻の5分前に準備完了。次回はもう少し手早くやるか、早くからはじめるようにと注意
急いで蒸篭から蒸し米を取り上げ、アッチチ
と言いながら一緒に仕込みました。
小仕込みは△フラスコに米・米麹・酵母・乳酸・水を入れて完成!
出来上がりを見て、「これがお酒になるんですか?」と少々疑問そうに見ていましたが、一応なりますお酒に。
確かに見た目は水に浸かってるご飯なので、初めての人にはそう見えることでしょう。今後の状貌の変化を簡単に説明し、分析項目と分析方法の載っている本をコピーさせました。これでひとまず安心
しかし小仕込みのお酒は不味い
飲めたもんじゃない・・・
あっ!そういえば、網走に向かう歩道を馬に乗って走っている(歩いているのかな?)おじさんを発見!北海道らしいですよね~
でも、そんな人はめったにいませんから!
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(本日は写真がイッパイですのでご了承下さい。)
充実した三連休を過ごした醸し屋です。
『土曜日はスポーツの秋』と言うことでスポーツジム(アクアトピア)で午前中、近所のおばさんたちにまみれて汗を流しました。夜中にはアイスホッケーの試合でした!もちろん4:2で勝利
醸し屋は2得点です
そんなホッケーのお話もしていたら長くなってしまうのでこの辺で・・・
翌日7日は、池田町のワイン城で行われたワイン祭りに友人と行ってきました!何といっても・・・
牛肉食べ放題!!!


その他
牛の丸焼き3頭分!!!


極めつけは
ワイン飲み放題!!!!!


25歳の若僧醸し屋には美味しい話♪何といっても牛の丸焼きに興味深々ですよ!!!農大の学祭では豚の丸焼きを販売しているのですが、これは結構美味かった
それだけに期待は膨大
朝7時半に釧路駅集合し、酒盛りをしながら池田町へ
着いたら直ぐにワインを注いで、丸焼きの行列に並びました。丸焼きを囲むようにとぐろ状に並びながらワインをチビチビ。
見よ!この肉の塊を!!!



肉々しい・・・
でも食う!!!

ちょうど並び所が悪かったらしく、お尻の辺りのお肉でしたがそれなりに美味しかったです。期待値の1/3程度でしたが・・・。それよりも普通の焼肉のお肉の方が美味しかった!ちょっと焼けすぎたかな!?と思ったくらいでも肉汁があふれ、やわらかいんです。たまーに筋に当たることも
この野生的な味にはやはりワイン♪
池田のワインは酸味がかなり強く、試飲には白・赤・ロゼがあるんですが、どれも酸っぱい。甘みがほとんど感じられないんです。
それに対してグレープジュースはなんともいえない化学的な甘さ。まさに殺人グレープジュース・・・お気をつけ下さい(^-^;)

落ち着いたところで乾杯!!!
25歳にしてかなり遠足気分でした♪この後4時間ほど飲んでいたのですがその間の写真は撮ってません
帰りの電車は熟睡でした
翌、8日は醸し屋の母のbirthday(ババァーッスディ
)で親孝行してました。先週末はいい週末を過ごした気がします。
仕込まであと1ヶ月をきりました。それまでにしっかり体をつくらなくては!!
明日は農大に小仕込みの指導に行ってきま~す。そして終わったら直ぐ帰ってきます!!!夕方の藻琴峠の道路が凍っていないことを祈ろう・・・もう北海道はそんな季節です
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今週は三連休の醸し屋。おそらく今年最後の三連休!
さて何をしようかと悩みます。でも、こうやって力んでいるときは意外といつもと変わらぬ週末をおくってしまいますよね。
でも今週は少し違いそうです・・・
今朝お休みなのに珍しく早く起きました。なんだかもったいなかったので夜の試合の為にジムに行っていました。いつもは二度寝するんですがね(^-^;)
夜の試合というのはアイスホッケーの試合!実は醸し屋、小学校、高校とアイスホッケーをしていました。大学に入ってからはインラインホッケーを始め、釧路に帰ってきてからまたアイスホッケーをはじめました。
アイスホッケーといってもかなりマイナーなスポーツのため、北海道の方しか観たことないと思いますが、氷上の格闘技と呼ばれるほどのハードなスポーツです。実際僕も大学時代にホッケーで足首を脱臼骨折し、ボルトを入れていた時期もありますが、これがまた面白い!!
今まで色々なスポーツをしましたが一番面白いです。
今日はこれから試合です(22時試合開始)そして現在21:30・・・・
間に合うかな??
行ってきます
っとその前にトイレ・・・
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本日は朝から詰め場用のタンクの洗浄をしました。
10tタンクの上まで梯子で上り高圧洗浄機で洗っていきます。
もう一度洗浄済みのタンクなので、仕様前の流し(リンス)のみ。
10tタンクは上部がしぼまっているので天井(?)もしっかり洗浄!!
頭を直径80cmの穴から入れて鉄砲(洗浄機)でジャッコジャッコ洗います。このときメガネがずり落ちてくるわ、水しぶきで曇って見えるわ
コンタクトしてくればよかった~
ところで皆さんこれなーんだ??

先日話した、いただき物の話の第一弾!!!
これは社長の秘密の花園で収穫された、マイナーなトウモロコシです。
スーパーなどでは売っていないものなんですがご存知でしょうか??
これはもちきびあるいはもちとうもろこしといわれるもので、その名の通り、お持ちのようなモチモチとした食感が特徴です。
今はとうもろこしといえばスイートコーンやピーターコーンが多いですが、スイートコーンが開発される前まではとうもろこし(きび)といえば、もちとうもろこしばかりだったそうです。
現在市販されているコーンと比べ、小柄で八列しかないのですが、この食感がたまらないんですよ~。実は僕はあまりトウモロコシ食べないんですが、このモチキビは食べますw
かぶりつくと歯にネチョーってつくのが楽しいんです
そして甘い♪
社長自慢の一品、これが蔵の裏でなっている。休みの日になると麦藁帽子をかぶって、セッセコノラ仕事をしている社長。
今年のは売り物のように立派だったなぁ~
● 小仕込み(つづきのつづき)
とりあえず原料はどうにかなりそうだ!
次はいよいよ原料処理の洗米です。
学生に「お米洗って」と言ったらどうなるんだろう?
恐らく一人暮らしなのでご飯を炊くようにお米を洗うのかな??
洗米=米洗いなんですが、皆さんが普通に米洗ってといわれたらどう洗います?ほとんどの方はしっかりと糠を落とすために洗うはず。(最近は無洗米とか洗わなくていいお米もありますが)
しかしお酒つくりのお米はデンプン質が多くもろい事もあり、ゴシゴシ洗いません。優しく、米を割らないように汚れを取ってあげます。
米のまわりの汚れなんかは精米しているのである程度は取れているんだと思うんですよ。吟醸なんかは半分まで削ってるわけですから、なんだかもったいない。
実際は写真のように洗うのですが、こを口だけで説明するのは面倒だ。

やって見せるのが1番なんですが・・・・
次に問題なのは浸漬時間・・・
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本日天気予報で午後から雨だといわれた釧路。
いまだに天気がよく、なんだかだまされた感がたっぷりです。
最近醸し屋宛に宅急便がよく来ます!
昨日は大阪の酒恋倭人さまから『イカ焼』を頂きました!北海道では聞いたことも無いイカ焼。
近日食し、ブログにのせる予定です♪
そして本日三笠の友人、山崎ワイナリーの山崎君からイモが届きました!こちらも美味しいイモで、社員におすそ分け♪きっとみんな感激してくれているでしょう!
1番喜んでいたのは僕の祖母!好きなだけ持っていっていいよ。と言うと、「こんなにもらっていいの??わるいわ~」っと言いながら、手はその言葉とは逆の動きしてるよ!!さすが歳をとっても主婦だ
美味しいイモとイカ焼きのお話はそのうちする事とします。
酒恋倭人さまはブログでコメントを頂き、それからの付き合いです。一度もお会いしたことが無いのですが、このつながりというかご縁はスゴイですね。改めてインターネットの凄さを実感しました。
あと社長の秘密の花園で栽培された、非一般的なトウキビも頂きました!これも美味しい
近いうちに写真のアップをします。
最近は食欲の秋と言うことで、食に関してが多いですがご勘弁を・・・
冬に入ると日本酒の仕込み尽くしになりますのでw
ところで余談ですが、皆さんはトウキビ派・・・?トウモロコシ派?・・・となりのトトロのメイちゃんは「トウモコロシ♪」でしたっけ
● 小仕込み実験 (続き)
昨日は原料処理が重要だと言うお話でした。
そうしてその工程は精米から始まり洗米、浸漬、水切り、蒸かしへとつながっていきます。
実験では精米されたお米を使用するので、精米については触れないことにします。
何かを行うときまず初めは、やはり原料調達。
麹は?米は?どうする??からですよね。
そういうときに役に立つのが文献や先輩方の卒論!
学生には文献や資料を読むように!っと前々から言ってあります。
しかしぜんぜん読まない(^-^;)
読まないのではなく、どうやら手に入らない様子。
世田谷キャンパスは四年制の醸造科と短大の醸造科があったため、清酒や醸造に関する書物がたっくさんあったのですが、こっちにはない・・・
そいつは困った(^-^;)どうしよう。
とりあえず今回は実験用の米があったのでそれを分けてあげることに。
次に米が手に入ったが麹はどうする??
麹つくりをしたことの無い学生に、この米で麹から造れというのは酷な話ですよね。教えてくれる人がいない状態では、市販の麹を使うしかない。しかし市販の麹は漬物を作る用なので、実際あの麹できちんと清酒を仕込めるかは疑問ですね(^-^;)
こんなときはこれ!!
タララッラッタラー♪
(ドラえもんが道具を出すときの音)
かんそう~こう~じ~(乾燥麹)
ということで今回は乾燥麹を使用させることにしました。
乾燥麹とは字に書いてそのまま、乾燥した麹。
水に漬けると清酒麹と同様な効力を発揮!するらしい。今回少しつまみ食いしてみると、これまたしっかり甘みがある。乾燥していても平気なようだ。
そういえば僕が4年生の頃の清酒班は自分で麹造っていたような・・・。ちゃんと文献等を調べ、シャーレ製麹法と言う少量の麹造りを行う方法で造っていました。あいつらは偉いなぁ~
よーし、とりあえず原料は解決。次は実際の仕込み方の検討に入るぞ!!
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卵の粕漬けの話を昨日したのですが、
過去に2度ほど食べたことがあり、昨年作るのに試みたのですがどうも上手い事いかないんですよ~
食べさせてくれたのは、一文無しの大将。
なんともネットリとした口どけがたまらん
例えるならば、カマンベールチーズのトロ~っとしたところくらい♪
ほのかな粕の香りと、卵の黄身の濃縮された味がたまらんです!
前回やったのはチーズの粕漬けを漬けたあとで、ちょっと粕に水気が多かったのが失敗の原因では?水気を少なくして浸透圧でググン!と水分を抜いてやれば、ネットリ黄身の粕漬けの完成!・・・のはず?黄身を壊さないように取り出し、優しくガーゼに包んで漬け込みましょう!
さー Let's try♪
● 小仕込み実験
先日農大に行ったとき、卒論の関係でそろそろ小仕込みの検討をした方がいいのでは?とアドバイス
・・・したはいいのですが、小仕込みの仕方がわからというじゃないですか!?
そりゃーそうだ(^-^;)
醸造学科でもないし、日本酒の仕込みなんか見たことないだろうなぁ
しかも周りで日本酒の小仕込みしてる人もいないし、マスターも少ない・・・取り巻く環境からして厳しい
ということで、小仕込みをおしえることになりました。
しかし、日本酒の小仕込みなんて何年間していないんだろう。(4年くらい?)大学三年の実験の授業くらい。あとは同じ研究室の清酒班の人のやっているのを観ていたくらいだ。
その頃僕は白酒(パイチュウ)の小仕込みをしていたし、卒業後は粕取り焼酎の小仕込みをしていた。それとはちょっと違う・・・
白酒は中国の蒸留酒で日本酒同様、麹を使用し酒を造る。(その話はまた今度ということで)
日本酒はよく
1:麹
2:もと(酒母)
3:造り
という。
これは酒つくりで重要な工程の順番です。そのすべてに関わるのが【原料処理】
精米から始まり洗米、浸漬、水切り、蒸かしとつづく。とてもデリケートでかなり神経を使う工程だ。
実験といえどもこの工程はおろそかに出来ない!
ということでつづきは明日。お腹が減ったから帰りますw
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昨日の日本酒の日はいかがお過ごしでしょう?
醸し屋は家族(親)とお酒を楽しみました。
肴は何と枝豆♪
といっても、ただの枝豆ではないんです!
実は、蔵の裏にある社長の秘密の花園
で栽培された枝豆なんですよ。
醸し屋は夏場草刈担当で、秘密の花園の周りもたまに草刈をします。(そのお駄賃??)
この寒い釧路で作るのはちょっとコツがいるようです。確かに市販の枝豆と比較すると、かなり小ぶり・・・
たとえるなら、足の人差し指と小指くらいの差
わかりづらい!?
でも、寒い環境で頑張って育った枝豆は生命力がスゴイですね!
枝豆ってこんなに甘いの!?ってくらい甘みがある!!
何食べても思うのですが、新鮮なものって甘味がありますよね!

そして今日も残し少しを『世にも奇妙な物語』を観ながら楽しみます
少し塩がこなれた豆も美味しい♪
● 嬉しいメール
本日、霧福屋のお得意様Tさんから嬉しいメールを頂きました。
いつも丁寧なメールを下さるTさんから、今回は福司の酒粕をお母様にすすめて下さったという嬉しいメールを頂いたんです!
しかもお母さまに「是非使ってみたい」といわれ『やった~!』って書いてあるんです
なんだか自分の事のように一生懸命すすめて下さったんだろうなぁ~っととても嬉しく思いました。
つい2年前まではまだまだ閉ざされていた蔵が、こうやって少しずつでも周りの方にご理解いただき、近くに感じてもらえてることが嬉しく思いました。
T様にはこの場を借りて、お礼申し上げます
追伸:
粕に漬けるのはチーズや魚以外に卵の黄身もオススメです
生卵の黄身を漬けるんですが、出来上がりは温泉卵の黄身のようになり、まことに美味です♪
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本日10月1日は『日本酒の日』です!
今日福司を飲んでくださった方、日本酒を飲んだ方どしどしコメント待っています♪
北国の日本酒を全国へ
昨日社長を乗せ斜里町に行って来ました。
(斜里は網走の近くの町で、オホーツク海側の知床岬の根元辺りです。)
実は福司の『北奏夢(きたそうむ)』という銘柄のお酒が今年で20周年ということで、社長が記念パーティーに招待されたのです。
この北奏夢というお酒は、製造元は福司なのですが、商品が出来たきっかけはお酒の好きな方の強い心が生み出したお酒なんです!!!昭和63年に斜里の地酒愛好家が集まって、『北海道にも全国にひけをとらない純米酒を』との願いから造られた熱い商品。
企画持込商品でこんなに長く売れている商品はなかなかないのではないでしょうか?これも斜里という町の日本酒好きの方が支持してくださっているおかげでしょうね。
当初僕は別席で読書でもして待っている予定だったのですが、快く迎え入れてくださり、当時のお話や熱い思いを聞かせていただきました。

「当時はまだワープロもなく手書きでした」っとおっしゃってました代表者の吉野さん、こんなお酒にしてほしいという希望や想いを熱くつづった文章は、便箋3枚ほどに記され、今でも社長はそれを大切に保存しています。
なかなかそこまで強い気持ちで酒蔵にお願いしに来る方なんかなかなかいないのではないでしょうか?本当に素晴らしいことです。そしてそのときに福司を選んだことも、またすごい。これこそ運命だったのでしょうか?
道東にもこんなに熱い気持ちを持った日本酒の好きな方がいたんですね!斜里町に熱い想いを感じた1日でした。
● 今回お世話になったお店
しれとこ 里味 さん
北海道斜里郡斜里町新光町64-1「しれとこ 里味」
電話&FAX : 0152-23-2220 FAX共用
【メニュー】
そば(つぶのかき揚げ)海鮮丼 海鮮炭火焼き 等
http://shiretoko-koubou.ftw.jp/index.html

北奏夢のご注文は知床工房さんで↓↓
http://shiretokokoubo.com/cgi-shopbuilder2/shop/30-3212-1.html
「北奏夢」の由来は北で夢を奏でる酒。
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