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北海道 釧路の地酒 『福司』 若僧蔵人の醸し屋日記

北海道(特に道東)の美味しいや楽しいを日本酒を通じて紹介します。

限定50本!発売予定は4月25日

今日で3月も終わりですね~
早い事にもう4月・・・・
時間がどんどん過ぎていきます。

最近醸し屋はせせこらとパソコンに向かって仕事をしております。
酒造りが終わったわけではないのでが
デスクワークです。

というのも、斗瓶どりの吟醸酒の販売を社長にお願いしたところ
OK!が出ました。
新商品を作ることになるのですが、こういう経験は初めて。
とりあえず1ステップに丁度いいかなぁ~と思っています。
斗瓶で二本しか取っていないので、量がメチャンコ少ないんです。

とりあえず、瓶とラベルはだいたい決まりました。
価格もほぼ決定!

今日は簡単な冊子を作っています。

ラベルも冊子も全部手作り。
専門のプロにお願いしたら、すぐにいいものを作ってくれるんでしょうが
そんな予算はございません~
なのでデザインや印刷を全部会社で行ないます!

何度も試作品を作ったり、文章も書き直したり。
昨日ラベル用に紙を買ってきました!しかも紙専門店に行って
店員さんに注文を沢山つけて、選んできましたよ~
あとは印刷して色が思ったとおりに出るかどうかですね~

僕が『こんなお酒があったらいいなぁ~』というような感じに仕上げます!!
造り手の想いが伝わるような酒。

中身は酒好きにはたまらない。『無濾過生原酒の斗瓶取り吟醸酒』地酒ならではのお酒!
名前を聞いただけでヨダレダラダラ~の方もいるのでは?そんなあなたは酒好きですね(笑)
今までは蔵人以外はいっさい飲めなかったお酒です!
日本酒があまり得意じゃない方も安心してください。

このお酒は特別です。
飲めば必ずや日本酒の見方が変わるでしょう!!!
そんなお酒、実ははっきりした名前がついていません(^-^;)
何にしよう?とりあえず吟醸原酒とは書いてあるんですがね~
デザインメインのラベルになりそうです。
その代わり『月の満ちかけのごとく・・・』と言う言葉が何回も出てきます。
これが名前代わり!?

この言葉はお酒のイメージで、1つのストーリーを表現しています。
☆☆☆ストーリー☆☆☆
夜空に薄っすら浮かぶ月
長い時間をかけて満ちていき・・・そしてかけていく
その月から垂れた雫が、極上の酒になる
っといった感じなんです

冬場、毎日仕事が終わって歩いて帰る頃
辺りは真っ暗でした。
北海道は寒く空気も清んでいるせいか
星や月がとてもきれいだったんです。
そうやって、毎日月を見ていたので1日1日の変化には気がつく事が出来ませんでした。
毎日何も変わらないなぁ~・・・っと思っていたんです。
ある日、同じように空を見ながら帰ると
かけていた月が、いつんまにかオレンジ色の満月になっていた事に気がつきました。
そのときは『あー、毎日同じ事をしてても、確実に時は流れているんだ
毎日何も変わらなかったわけではなくて、気が付けなかっただけなんだ!』
と改めて気がつかされました。
それがどことなく酒造りに類似するような気がしたので、この言葉を書き込みました。

毎日同じ事の繰り返し、けれどもそれは必ず蓄積されて
結果として現れる。
そして、この酒が僕達蔵人の結果なんだ。

発売予定は4月25日。
わざと全国新酒鑑評会の1次審査の頃にあててみました。
「飲んだ方が審査員!」そういう思いを込めました。

数量的には720mlで約50本
2本の吟醸を仕込んだので、1つのタンクから約25本と言うことです。
イ号タンク・ロ号タンクの2種類に分けて販売予定。
さーて、発売間に合うかなぁ~

パソコンの見すぎで目がショボショボだ

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☆春☆  酒蔵の洗濯事情

こんにちは。
今日は朝方天気が悪かったですが、お昼頃からは天気が良かったですね。
それにしても寒い・・・

そんななか、蔵の一角に春を見つけたのでお届けします。
20070329144535fukinotou.jpg

咲いていたは、瓶詰め工場の方で
ボイラーの蒸気が出るすぐ側にありました。
暖かかったので一番先に勘違いして出てきたんでしょうね~

つい数日前には、吹雪のように雪が降ったのに
20070328180624yuki.jpg


ここ数日は圧搾機(お酒を搾る機械)の解体&掃除をしています。
お酒を搾る布は1枚1枚手洗い。
洗濯機は使いません!    というか、入らない(^-^;)hahaha~
雑に洗うといたんでしまいますし。
この布が高いらしい・・・

洗い方は単純。
① 汚れた布を水に漬ける
     ↓
② 布を傷めないようにやさしく手洗い

この①と②の繰り返し。キレイになるまでやりつづけます!
単純であって、何気につらい。腰が痛い・・・ 
大抵の蔵はこうやっていると思います。
洗剤は使えません。
キレイになるかもしれませんが香りがついてしまうので、使いませんね。
洗剤をキレイに落とすのも一苦労なんです。
酒造りでは時には洗剤も汚れになるんです。

干すときも普通の干し方はしないんです。
普通、家で洗濯物を干すとしたらどこに干します??

日光があたる、暖かいところを選びますよね
そのほうが早く乾くし、お日様の光で殺菌されるって言うのを聞いたことがあります。

しかし、お酒造りの洗濯物は日光があたるとこには干さないんです
なぜだと思いますか??

↓気になる方は続きを読んでね☆

全国新酒鑑評会のちょっとした裏話

こんにちは~
花酵母の発表から1日・・・何の変化も無く過ごしています。
僕が開発したわけではないですしね・・・(^-^;)

本日は、セセコラと全国新酒鑑評会の出品酒の用意をしていまいた。
無事出品酒も送り終え、ホット一安心

・・・といっても、事件も勃発しましたけどね
まだ寒い北海道。昨日は雪が降りましたから
利き酒に適した室温にするために、暖房をたこうとスイッチを入れたら・・・・

バンッ!!

・・・と、爆発
と言うのは嘘ですが、燃料のホースがぶっ飛びました!
もう暖房を使う事は無いだろうと、元栓を締めておいたらしく、それを知らずにスイッチを入れたため、元栓からホースがぬけてしまったんです
おかげで部屋が灯油臭い・・・

きき酒は違う部屋ですることとなりましたとさ~ガビーン


実は醸し屋以前、広島の独立行政法人『酒類総合研究所』にいた頃、新酒鑑評会のお手伝いをしたことがありました。
研究所内にはお酒をつくる為の小さな工場があり、ビール・ワイン・日本酒・焼酎・ウイスキー・ブランデーなどを製造できる設備が整っているんですよ!
タンクはもちろん全部温度設定が出来て、更に部屋全体が温度管理できたりしちゃう最新の工場・・・全てが思いのまま!!?って感じでした。
うちの蔵で温度が思いのまま設定できるのは・・・麹室くらいかな(^-^;)
そんな工場の中に所狭しと全国の酒蔵から、自慢の出品酒が届きます。
それをアルバイトや研究所の人たちで、各エリアごとに仕分けしていくんです。

今年度は全部で10本。これを分析用と審査・公開用に分けます。
分析は担当の研究室で行なうんです。
僕の所蔵していた研究室は『酵素学研究室』で、そこは焼酎の新酒鑑評会の分析担当のようでしたよ。僕もお手伝いで分析してましたし。
もちろん、きき酒もしました(笑)面白い焼酎では梅の種の焼酎やワカメか何かの焼酎もあった様な気がします。

おっと話がそれました!
こんな様にパートを雇って、分析したり公開の準備をしたりしています。興味のある人は調べてみると募集してるかも(^-^)

新酒鑑評会の審査は大きな蛇の目猪口ではなく、アンバーグラスと言う琥珀色(アンバー)のついたグラスで行なうそうです。
↓これが『蛇の目猪口』青い部分が蛇の目のように見えるかららしいです。
20070312142102junnmaiginnjou.jpg   
アンバーグラスは写真が見当たらなかった・・・
アンバーグラスを使うのはどうしてだと思います?



じつは、色による先入観をなくす為です。
着色の話はそのうちるすとして、お酒の色だけでもいつかの味の想像が出来てしまうんですよ~
そのせいで審査に影響が出ないようにするんでしょうね。

以上、新酒鑑評会の裏話でした~

ちなみに今年の公開は5月24日(木)です。これは酒類関係者のみですね。
あと、一般は6月7日(木)に東京池袋のサンシャインシティで中央会組合の酒蔵の金賞受賞銘柄をきき酒できます。
入場料で3000~3500円くらいかかりますけど、興味のある方は是非どうぞ♪


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北海道初!独自の花酵母分離しました!100%北海道のお酒

今日はこんな朝からブログを更新しています。
常連さん「あれ?」っと思うはず(^-^)

実はビックニュースがあるんです。

↓↓ 今朝の北海道新聞の2面の上部にデカデカと載りました! 20070328095829sinbun.jpg

          ジャン!!

さっき見つけましたが、ネットにも出てました!↓↓
⇒北海道新聞ホームページ経済面を見に行くここ押して♪

北海道では初の自然界から清酒酵母を分離し、お酒をつくる事に成功しました!
他県で各県ごとの独自酵母の研究・分離が行なわれているのですが、北海道ではまだされていなかったんです。
↓↓簡単なコメントを福司のホームページの蔵便りに載せてあるのでみてみて下さい!
⇒福司酒造株式会社ホームページ内蔵便りへ見に聞くここ押して♪

お米・水・仕込む人・つくる場所そして酵母。これら全てが『北海道産』のお酒造りがしたい!
そんな気持ちから道産酵母の開発がはじまりました。
どこから探しても良かったのかも知れません。しかし、どうせなら北海道らしい花からにしよう!という気持ちから『ハマナス』っと言う花からの分離にこだわる事にしました。

hamanasu1.jpg ←ハマナス

開発の年月は約5年。沢山のハマナスを採取し、実験に実験を重ね
花を思わせる独特の風味であり、なおかつ日本酒らしさが残るお酒をつくる為の酵母の分離、商品の開発に成功しました。

水は蔵の井戸水、摩周湖からの伏流水。
米は北海道産の酒造好適米『吟風(ぎんぷう)』。
蔵人はオール道産子。
そして酵母は、北海道釧路近辺に生息するハマナスより分離した『花酵母』。

先日きき酒した感想は。かなり柔らかなイメージでした。キリッとした酸味とほのかな香り。決して食事の邪魔をしないほんわりした酒に仕上がりました。

まずはご報告までに。

発売は4月・・・5月・・・くらいかな(^-^;)

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粕汁2杯で酒気帯び運転?

こんにちわ~
皆さんこの事件(↓↓)はご存知ですか?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070326-00000115-jij-soci
昨日酒道楽様に聞かれたので、今日はこの話題にしてみました!

粕汁2杯を食べて酒気帯び運転で書類送検されたそうです。
呼気1リットル中0.15ミリグラムのアルコールが検出・・・量的にパッとしませんが・・・
でも、こんな事になっては粕汁を出している料理屋さんは大迷惑でしょうね(^-^;)

粕汁が、まずはどんなもんかって話ですよね~
簡単に言うと豚汁みたいなのですね。味噌の代わりに粕が入ってマイルドなお味に仕上げたもののようです。
僕は食べた事ないなぁ~
祖母が作ってくれるのは味噌汁に酒粕を少し入れたものです。なんだか健康にいいらしいですよ!「みのさんが言ってた☆」って言ってました(^-^;)

このブログでリンクしている酒粕倶楽部で検索をかけたところ、北海道らしく鮭のアラを使った『粕汁』が紹介されていたので、ここに張っておきます!
興味のある方は見に行ってみて下さい↓
http://sakekasu.exblog.jp/2285921
釧路沖の塩鮭に福司の粕・・・グサッ!美味そう~
石狩鍋の粕汁もいいんじゃないでしょうか??

さてさて、粕汁で酒気帯び運転なってしまうんでしょうか??
粕自体には6~9%のアルコールが含まれているそうです。
これをこのまま食べたら、アルコールが含まれるので酒気帯び運転なるかも知れませんが・・・
粕汁を作るのに、板粕だと一度水かぬるま湯で半液状に戻す必要があります。
このときにドロッとなるまで水を加えるとしたら、アルコールはその分薄まるはずです。
しかもそのあとに、すり鉢等で細かくしてお汁に混ぜるみたいですね。
こうなったら半分くらいまでは薄まるんじゃないでしょうか?

更にここで温める為に加熱します。
アルコールの沸点は水よりも低く78.3℃と言われています。
と言う事は、火にかけると煮だつ前に揮発していくのではないでしょうか?
さて、その状態でいったい何%のアルコールが残っているんだ???

では、どの位飲むと気帯び運転なるのでしょうか?
ビール大びん   1本 
日本酒       1合
ウイスキーダブル 1杯
焼酎         0.6合
上記の量で呼気1リットル当たりのアルコール量に換算すると、0.1~0.2mgに相当するそうです。

普通に考えて、粕汁でこれだけのアルコールを取ることは可能なんでしょうかね?
お酒をたっぷり入れた粕汁だったとか?
食べてすぐ運転して、すぐ捕まったとか?

・・・・不思議だ。
僕も食べたい!・・・粕汁パーティーしたい♪(食べる側で・・・)

美味しく貯蔵!夏が楽しみ♪

昨日の東京渋谷でのイベントは大盛況だったようです
ミッチ―様のお力で出演者の方々にも宣伝していただいたとか・・・すみません

さてさて、本日は書く予定だった事が石川県で地震が起こった為、書けなくなってしまったので、違う事を書きますね~
↑この文章の意味は、今の段階ではわからないと思いますが、あしからず・・・近日中にわかると思います


3月で販売を終える福司の季節限定酒について
地元の方なら知っているであろう、『福司しぼりたて生酒』
こちらの販売もそろそろ終わります。ほとんどのお店で商品は残っていないと思います。
で、こんな時期にしても宣伝にも何にもならないんですが・・・
生酒の飲み方のオススメを紹介!

実は今日、生酒を試飲する機会があったんです。
発売されたのは1月で、それから約2ヶ月。
しぼりたての頃はフレッシュで、若々しく角のあった酒も
大分丸くなり、生酒独特の風味が出てきてました。(旨みが出てきてたんです)
以前ブログでも御紹介したことがあるんですが、うちの生酒を貯蔵しながら楽しむお客さんが結構いるんですよ。
今回飲んでみて『!?これは半年くらい置くと白ワインのようになって美味しくなりそうだ!!』とピンッとひらめっちゃったんです♪
そう思ったらすぐ実行

普通にボンとおいておいてもダメなんです!せっかくなら美味しく貯蔵しましょ♪
皆さんにもチャレンジしてもらいたいので、写真で載せてみました↓↓
20070326114719nama1.jpg20070326115113nama2.jpg20070326115222nama3.jpg20070326115314nama4.jpg

今回は720mlを用意しました。貯蔵中に光による劣化を防ぐ為新聞紙等で覆うといいんですよ!これは日本酒だけじゃなく、ワインも一緒です☆
今回は1面を半分におって使います。
ビンの側面に沿って、新聞紙をくるっと巻き、セロハンテープでビッタ!ととめます!
そしてビンのそこの方を自分の方に向け、ビラビラしている方を上にします。
これを下に向かって織り込み、両サイドに壁を造ります
サイドの壁を上手にシワを作りながら一番右側の写真のようにします。
20070326115404nama5.jpg20070326115421nama6.jpg20070326120145nama7.jpg20070326120155nama8.jpg

壁を織り込む事でできる、ベロのようなところをビン底に出来た空間に織り込んで入れてやります。
織り込み終わったのが左の写真です!(上手に出来ないときはテープで止めちゃってください!)
底が出来たら、ビンを立ててキャプの部分を光が入らないようにテープで止めます。僕は心配性なので、更に輪ゴムで縛りました!
最後に後かみてもわかるようにオリジナルのラベルをつけて完成!!

家の中の涼しくて温度の変化が少ない、日陰に貯蔵しましょう!
北海道なら靴箱とかでもいいかもしれません
あとは美味しくなるようにお祈りして、待つだけ!

これだけの手間を加えるだけで、味にかなり差が出ます!
光による劣化は、結構味を変化させてしまうんです。

あー、ぼくはこれを夏に飲みます!!
キンキンに冷して、飲むんだなぁ~楽しみが出来た!
皆さんもやってみてください~。

食と音楽のイベント『foodstock』 in 渋谷

こんにちは~
搾りも終わり圧搾機(搾る機械)の解体作業に入りました
気温も少し暖かかく、朝の出勤時には『春だな~』っと思わせる日差しです。
数日前まで、ダウン+マフラー+手袋+毛糸の帽子+モモヒキ+靴下2枚だったんですが
最近は薄でのジャンバー+メッシュ帽ですよ!靴もオニューのプーマ♪安かったんですよ~

そういえばこの間、郵便局に行く際に『フキノトウ』が生えてました
春ですね

さてさて、今更って!?感じなんですが、3/25(明日)に渋谷でとあるイベントがあります。そのイベントに福司の鮭ひれ酒を試飲で出します~
その名も「foodstock」・・・音楽、そして食をこよなく愛するための人の集まり。。
だそうです会社としてではなく、個人的に出したんですがね~

日付    2007年3月25日(日)
時間    開場17:00 開宴18:00
会場    渋谷 o-nest
値段    前売¥2,000 当日¥2,500
販売    ローソンチケットまたは当日券
     ローソンチケット0570-084-003[L:33366]

詳しくはホームページで↓↓
http://foodstock.tummy-magnet.com/index_pc.html

ことの始まりは、1通のメールでした
大学時代の友人がそのイベントに関する仕事をしていて、『こんなのあるんだけどどうかなぁ~?』といった内容。
せっかく声をかけてくれた事だし、こんな事でもないとうちの酒が渋谷にあることはないだろ~と思ったんですよ。
全体的に若者の多そうなイベントで、渋谷で『何じゃこの酒??鮭ひれ酒だって~』っと良くも悪くも頭に残ればもおけもんっすかね(^-^)
ということで少し出しています~
もし行く方がいたら、報告お願いしますね!

福司が渋谷に行くのは初めてなんじゃないかなぁ(笑)
見に行けないのが残念です!

祖母が作ってくれる、最強の肴

終了~!!!

さてさて、何が終わったかといいますと
最後のモロミを搾り終わりました
ここまでは何事も無く終わりました。後は火入れを迎えるのみ・・・・

そして最後のお酒は予測してた味とチョット違ったんです・・・
でも、この味も美味しい
まー、詳しい事はいえないのでこの辺に


さてさて、昨日の続きを
祖父母と行った釧路の和商市場のお話です。
市場ではお店の人が引っ切り無しに声をかけてくるんです。
「お兄さん、何探してるの?」
「お兄さん、このいくら美味しいよー!
「お兄さんカニどう?味見してみな!!」

「・・・けっ、結構です」僕はタジタジ
話し始めると買うまで帰してくれなそうなんですもん(^-^;)

そこはやはり女性が強い!祖母と母はスタコラサッサといろんなお店を見て歩く
そして祖母のお目にかなったのは1匹の『鱈』
他にも鰈やカジカも良かったが、祖母は『鰈はこれからも食べれるが、鱈の季節は終わるから、鱈にしようかねぇ~』と言ってました。
なるほど・・・亀の甲より年の功
そしてこれがその鱈↓↓
20070321113311tara.jpg

中心くらいに写っている縦になって二本あるのが鱈です。
これの上のほうを買ってました!ちゃんとエラとか見ていたんですが、僕には違いがわからなかった・・・流石達人!
普通の家で、こんなに大きい魚を買うことなんて滅多に無いと思うんですが・・・

我が家はつぶ貝と八角を購入。
↓↓その日の酒の肴に・・・♪
20070321184758sakana.jpg

いやー、美味しそうに写真を撮るのは難しい!誰かコツを教えて下さい!!

ちなみにこの日の肴の紹介をしますね
左の大きな魚の開きが『八角』
見た目グロテスクな顔なんですが、脂がのってて美味しいんです!
淡白な味わいなので味噌をぬって、その上に紫蘇を刻んでかけて食べました!
まいうー

ちなみに、1匹まんま焼こうとしたら家の魚焼き器には入らず真っ二つにされてました

次に右上!
これは『つぶ貝』の塩茹で・・・かな?
爪楊枝でクルクル~っと取り出してパック!磯の味がたまりません~♪
ビールにも合うなこりゃ!!

最後に右下
これは祖母が作ってくれる、最強の肴!!
キング オブ 肴!!といってもいいかもしれない
珍味でございます!美味でございますよ~!!
その名も・・・『鱈のともあえ』
鱈の肝(肝臓)とチュウ(胃袋)の和え物。
すりつぶした肝に少量の味噌を入れて、よく混ぜ
湯がいたチュウを細く切ってあえるんです。
新鮮な鱈だからできる、ご当地の肴です。(ご当地グルメってやつですか??)
これがまた絶品!!!!!!!!!
肝の美味しさは言うまでも無いんですが、これにチュウの食感!
まろやかで濃厚な味わいに河豚の皮のようなコリコリした食感。
これで日本酒をクッ~っと飲めば、もう最高
こういう時には何をあわせよう。味が濃い目なので純米酒?
いや、つぶの塩茹でもあるしサッパリ系の福司辛口をチョイス!!
焼き魚には最高に合うんっすよ。
その次は気になって購入した吟醸純米原酒。
しっかりとしたボディーに香り。価格とマッチしたお酒でした。
ちなみに1200円(笑)

それでも目を閉じると、まるで料亭にいるような錯覚に・・・
目を開けると・・・実際には目の前に母が・・・・はぁ~

酒を飲むときには酒器にもこだわりたい!
若僧はビンボウなのでお高い酒器は買えません!!
ですが、お猪口はチョコチョコ集めてます(←笑う所です)
今回は『春』ということもあり、桜の絵柄の酒器にしてみました
って、見えないか(^-^;)



あすは、東京で行なわれるイベントのお知らせもします。
東京近辺の方は見てくださいな~。

勝手丼!

こんにちわ~
先日お彼岸でお墓参りに行ってまいりました。

その帰り、久々に祖父母と釧路の和商市場にいってみました

和商市場は、釧路の観光名所の一つにもなっていると思います。
釧路は漁港で有名です。ここのメインはなんと言っても『勝手丼(かってどん)!』

勝手丼というのは・・・・
市場でどんぶりご飯を購入し、自分の好きなネタを見つけたら購入してのせてもらうオリジナルセレクトの生ちらし丼です!
ネタは100円からあり、ウニ・いくら・サーモン・えび等のさまざまなネタがそろっているんです!
恐らく都会から来られる方には夢のような食べ物!ついつい欲張って山盛に・・・
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僕も大学時代に友人とチャレンジ!
これが、ケチケチすると見た目が悪い。旨い具合に出来ているもんです!
自分で作って「うまそ~♪」と思うには結構なネタのボリュームが必要な事が発覚しました!
お刺身としても購入させてくれるので、どうしても食べたいときはその品だけだ食べるという作戦もありかもしれません


今回はその写メは撮れなかったのですが、市場の中をザッと撮ったのでのせてみます!
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一番左はお店の人に「かじか」という魚を持ってもらいました!
ピーン!としているのわかります??凄く生きがいいですよね!
いい魚と悪い魚を見極める目がないと、美味しい酒の肴にはありつけ無いんです!!

ということで、今回は祖母と市場に行き、その技を少しでも盗んでやろう作戦!!のつもりが、サッパリわかりませんでしたよ(^-^;)
こりゃー、何度も通わなきゃいけないかな~

とりあえず、今回学習したのは、同じ市場内でもこんなにも値段に差があるのか!?ってことです。
普通、だいたい同じ値段で売っていると思うとおもうんですが、どうやら違う様で、結構値段に差がありました!
まー、鮮度とかの問題もあるのかもしれませんが・・・

せっかく来たので酒の肴も購入したんですが、あした載せる事にしますね!
美味しい魚に美味しいお酒・・・クゥ~ たまらんっすね~

ちなみに
和商市場には、もちろんカニは沢山置いています!
でも、地元だからといって決して安くないんです。
大学時代に実家から帰ると、友達に「カニは??」とよく聞かれたものです・・・とほほほ
僕たち道東人も滅多にカニを食べませんし、ご馳走なんですよ~。



どぶろく特区のどぶろく

今日は午前中は粕むきをしました。
粕むきって言うのは正式名なのかな??
お酒を搾る機械から、ベロベロ~っと板粕をはがす作業です。

これが終わってさて次は・・・と思っていたんですが
瓶詰めの人手が足りなくお手伝いキュービーテナーを運ぶ運ぶ!
全部でいくつ運んだんだ!?

そしてあすの濾過の準備。
まだやらせてもらえないんですが、組み立てをしました。
とりあえずこれで1日が終わってしまった(^-^;)はははぁ~

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本日の帰り際、蔵人Sさんの知人のお土産で上記の『どぶろく』を買ってきてくらたそうです。
夕張のどぶろく特区で製造されているものらしいです。
アルコールが全品違うので左側から書きますね。
①ピンク色:5% 
②辛口  :13%
③甘口  :7%
でした。味?・・・少し独特です。やはり清酒を造っているとことは違いますね。酸味が強い気がしました。

一番の疑問は酵母。いったい何を使っているんだろう?
酸味から考えると、山廃かな?チーズ系の香りがしたな。魚系の漬物というか
酵母は天然酵母??
甘口はアルコール濃度7%なのに甘味がほとんど無い。アルコールが出ないで麹が市販のものだったら、酵素もあるからもう少し甘いはず・・・
麹も手作り!?
酵母も僕たち使っているのとは違うような感じですね。香りに華々しさが無いから
そして、ピンク色はどうやって出したんだ??
アデニン要求酵母?あれは仕込みに独特な癖があるってきいたことがあるし・・・それとも着色料?だとしたら原料表示しないといけにだろうし・・・紅麹?ん~見てみたい。

なぞだらけのどぶろく・・・恐るべしどぶろく特区!!


【どぶろく特区とは??】
「どぶろく特区」とは、国がすすめる構造改革特区の一つで、特区の認定を受ければ、酒税法の年間最低製造量(六キロリットル)の規制が適用されず、酒造免許が取得しやすくなるというものだそうです。
更に、つくれるお酒の規定として
『米・米麹及び水を発酵させて、こさないもの』とされており、なおかつ米は自ら生産したものに限るそうです。(麹は市販されているものでいいそうです)

トーマス!?じゃないんだ(^-^;)

今日は残り少ないモロミを搾りました。
モロミが1本減るごとに少しづつ蔵の気温が下がっていきます。
モロミ1本で約10℃近くあるんですよ。簡単な湯たんぽのような役割をしてくれていました。

掲示板にも思わず書いてしまいましたが、今日のモロミは濃かったので圧搾機(搾る機械)になかなか入ってくれませんでした
しかも、途中詰まってしまい、大変な事に
ここは若僧ではどうにもならんと、熟練蔵人に任せます!!

私は限定商品のラベル作りを~
パソコンでエッサホイサと作ってみたものの、完成度の低さに目が点・・・
頭の中のデザインと画面の中の絵ラベルは
違うじゃん!!
しかも、試し刷りでプリントアウトすると・・・色が違う!?
同じ色でも薄さ等が画面と違うじゃないか!!!
ただでさえ慣れない作業で目が痛いのに
悲しくなるな


そういえば、大学時代にも実験のモロミの酵母数を測定するのに、顕微鏡を覗き込んで目が痛くなったのを思い出しました。
僕はコンタクトをしており、恐らくドライアイなんですよ。
夢中になると瞬きをするのを忘れて、スゴイ目が乾くんです
研究室は常にクーラーがかかっていたので、酷かったですよ!
メガネだと顕微鏡が見づらいし・・・

酵母の数を数えるときは顕微鏡で直接酵母をみるんです。
誰でも1度は顕微鏡使った事があるとは思いますが、スライドガラスに検体をのせて覗きますよね?
あのスライドガラスが特別なやつを使用するんです!
その名も『トーマ氏血球計(とーましけっきゅうけい)』本当はトーマ氏血球計算盤って言うみたいですが、僕のいた研究室ではトーマ氏血球計っていっていたなぁ~
それにしても、名前がトーマスに似ていたからはじめの頃は『トーマス血球計』かと思っていた・・・(余談でした)
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この特別なスライドガラスは碁盤の目になっているんですよ!
その1辺は、わずか1/20mm!
決まった場所の50マス中にいる酵母の数を数えて、計算で出します
これが慣れないと大変なんです。どこのマスまで数えたかわからなくなるんです
しかも睡魔と戦わなくてはいけなくなるし・・・
同級生には顕微鏡見ながら寝てた奴がいました(笑)

と、まぁ~以上が
目が痛くなる話から無理やり酵母数の話に持っていった、今日のブログでした☆

『毛蟹と日本酒はこうやって食そう!!』

昨日は親戚一同が集まり、早めの御彼岸&高校受験の合格祝いをしました。

北海道らしくカニとホタテの刺身があったので
ブログようにパシャ!っと1枚
お酒は福司の本醸造辛口です。(釧路の市内の居酒屋のほとんどが取り扱って下さっているのがこの銘柄。)
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小ぶりのカニだったのですが、味噌もしっかり入ってました!!
マイウ~♪
やっぱりカニは毛蟹が味があって美味しいです!
っということで、『毛蟹と日本酒はこうやって食そう!!』コーナー
道東はやっぱりカニ!っということで、福司とカニの美味しい食べ方をご紹介
まずは冷の辛口。キリッとした冷の辛口には、サッパリ酢醤油でカニの身をいただきます。
そして常温の辛口にはカニ味噌!
甲羅についているかに味噌に、日本酒とお醤油をチョット入れてかき混ぜます
ここにカニの身をつけていただくのが北海道流(?)
日本酒がススムススム

カニ味噌が無くなったら、甲羅に日本酒をたっぷり入れます
これを火にかけて、香ばしい香りになるまで炙ると・・・甲羅酒♪
甲羅に残っているカニ味噌が辛口の日本酒にしみだして・・・くっ~たまらん(>u<)

ホタテも醤油をつけなくても味がするほどの濃厚な味
甘くて、どことなくクリ―ミー
わさび醤油でピリッといただきま~す

グビグビ・・・グビグビ・・・日本酒だけで1升ビン2本半くらいは空いてました!
その他にも山崎ワイナリーの赤白etc・・・
(酒屋でよかった)

最後はデザートでなぜかグミ??
しかも器は杯洗。
20070317220745haisenn.jpg

色合いがキレイなので写メ撮っちゃいました。

杯洗は皆さんご存知ですよね??

タホタホたこ焼き

こんにちは、ちょっと画面変えてみました。
何か春らしくていいなぁ~とおもったのと、完成度が高い様な気がしたのでこの画面に決定!
携帯で見てる方は、わからないと思いますけどね(^-^;)
パソコンでみると、キレイな桜の画面なんですよ~

ただ・・・ピンク色っというのが抵抗あります・・・
個人的にも気持ち悪い
書いているのが男なだけに。。。どうなんでしょう?
見ている方からしたら、関係ないっすかね??


前にたこ焼き屋さんの話をしたの覚えてますか??
思い出のたこ焼き屋さんがあったんですが、大学から帰ってきたときにはその場所には無く、今でもその味が忘れられない!
っという話。そして、そのたこ焼き屋さんが場所を変えてやっているらしいという話だったんですが・・・
できればこの前のたこ焼きの話を読んでから、続きを読んで下さい!
2月24日のブログ↓↓
http://fukutsukasa.blog64.fc2.com/blog-date-20070224.html

前回のお休みのときに実は行ってきました!!
雨の中・・・
木造平屋のお店に恐る恐る入ると懐かしい香りが~☆
そこにはあのおじさんとおばさんがいたんです。
はじめはあまりに久々で、なんと話し掛けていいかわからず、黙っていたのですが
せっかくの再会。声をかけなきゃっと思い
「中学の頃に友達と2人でよくきていたんですよ~」
っと声をかけてみました。
そのとたん、おじさんが話す話す(笑)
一気に質問攻め!どこに住んでたの?何歳?・・・
そして昔話も。その中には僕と友達と思われる2人組の話も出ていましたが、他の人とごっちゃになっているらしく・・・苦笑い
でも、おじさんもおばさんも元気そうでした!

最後に、「きてくれてありがとう。昔と味は変わってないはずだから、食べてみてね」っと、おばさんが言ってくれました。
っというのも、おじさんの話が長くて長くて、このまま聞いていたら帰れなくなりそうなので、おばさんが気を使って『ほれ、今のうちに帰りな!』っと帰してくれたみたいでした(笑)

言った通り、味は変わってませんでしたよ!
20070311133045takoyaki.jpg

青海苔の他の茶色い粉も健在!!
この量で350円!何て良心的だしかもこの量!!!!
計24個!最近のチェーン店たこ焼き屋は8個とかですからね~大きいけど・・・
ここは小粒なんですよ。しかもここの最大の特徴は、軟らかさ
タホタホっとした食感が幸せ~な感じに口の中にホワ~っと広がります幸せ
このタホタホ感は何だろう??とりあえず、無駄な具材は入ってなさそう
ちょー節約たこ焼きといったところでしょうか?(笑)でも美味しい
旨いんじゃなくて、美味しいんです!
インスタントラーメンでいう、チキンラーメン的な感じ
何とも懐かしい、庶民的な駄菓子のような味がいいんですよ!
青春の味っス
味はサッパリ!普通のソースよりサッパリ系でした



また休みをもらったらたべにいきたいなぁ~
場所はここ↓
http://map.yahoo.co.jp/beta/?m=map&sc=3&lat=42/58/44.358&lon=144/24/36.574

白桃のような香りと後味

今日、搾りをおこないました。
これで残り2本です。
今日のモロミはいい味してましたよ!
荒走り(搾った初めのほうのお酒)を飲んだら白桃のような香りと後味!
しかもサッパリと辛口
クゥ~、桃好きにはたまらんぜ!!
辛口ファンのハートを射とめちゃう酒でしたが、飲めるのは僕だけ( -皿-)vイエーイ
中垂れ(搾って中間辺りの酒)ではマスカット

先日搾った純米吟醸、こちらは少し角々しかったです
個人的には純米酒はボディーのあるタイプが好きなので、生より火入れ後熟成されたものが好きですね。
生もとや山廃は更に癖のあるタイプが好きです。「こりゃ~日本酒初心者は飲めんな・・・」っていう方がインパクトがあってgood!
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↑こちら純米吟醸です。純米酒は米の成分が普通の吟醸より多く含まれているので、熟成してどのように変化していくのか楽しみですね~


そろそろ、造り以外の仕事もはじめようと思い、現在営業Aさんにまかせっきりの楽天ショップ『霧福屋(きりふくや)』の引継ぎをしようと思い、ビデオを見ることにしました。
下っ端醸し屋が、一番の暇人なのでやることにしました。
あとは、蔵の直売店の担当とブログをやっているので、僕がやったほうが連係が取りやすいってことっすね!
ビデオというのは、楽天さんにお店を開店するまでの手順を丁寧に(??)説明してくれる、良心的なビデオなんです。
しかも全部で3本・・・
蔵人もいる事ですし、こればかりにかかりっきりになれないため、とりあえずどんなもんか昼休みに鑑賞・・・

『・・・』

とりあえず、これ全部見てからじゃないとはじめれないかも。
どんな事ができるのかが今一掴めてません
志は高いのですが・・・まだ心の中にしまって置くとしよう・・・ハァ~

実は昨日、先走りすぎて(これも志が高い為に)本屋で『ネット通販でダントツ一番店にする法』という本を購入。
ビデオを見るまでは「あんなお店にしたい。」とか「こんなサービス、パフォーマンスをしたい。」と思っていたんですがね。
この思いは冷めないようにして、引き出しにしまっておこう。

あと斗瓶どりのお酒もお客さんに提供したいし・・・
これも思いだけが膨らんじゃってますからね、行動しないと


そして、本日は麹室の床磨き!
ピッカピカと言いたいところですが、思った以上に光らなかった・・・
鏡のように反射するくらいにするつもりだったのに
物をどけて、改めて見てみると広いな・・・
小さな家1件分くらいの広さだ。大学時代に住んでいたアパートの2倍はある。
とりあえず麹室は一段落だ!
仕込終わりまでもう少し!!

火入れが有るのと無いのでは

モロミも残り3本。こいつら仕事できるのも残りわずか・・・

お酒を搾ったときに出る『粕』これを貯蔵熟成させる為、タンクに保管します。そして出来たものがお漬物等の粕漬けに使われる諸白粕!
前(2月)までは蔵人が沢山いたので、何ら苦にならなかったのですが、今は2人です。
数千リットルのモロミから、数百キロの粕が出ます。
これを手作業でタンクにあけるんです・・・
1人が粕をタンクにあけ、一人がならすという地道な作業です。
これを、たまに1人でやることも・・・孤独との戦いですね(笑)

現在製造部には蔵人もあわせて4人。
蔵内で作業するのが3人、1人は検定や税務報告等の計算担当。

今日で大まかな麹室の掃除が終わりました。
最後に床をきれいに磨いて終了~

洗い物もだいたい済んで、蔵中に干してあります
もう少しで火入れだ!
火入れが終わると造りが終わった!っていう感じがします。





昨日はお酒に関係の無いことを書いてしまったので今日は少しお酒話を・・・
火入れ(ひいれ)というのは何ですか??という方もいると思うので
火入れについて簡単に説明しますね。

【火入れ】


清酒を加熱して殺菌を行なうとともに、酵素の働きを停止させることを目的としています。

火入れをすると新酒独特の荒々しさが抜け、飲みやすいお酒になるんです。
     ↓
徐々に変化が起こっていたお酒の味のをストップさせ、美味しさを持続させるわけです。

逆に火入れをしないとどうなるのか?
⇒酵母と酵素が残る事になります
酵母が生き続けるとどうなるのか?
⇒糖分を食べてアルコールを作るので、お酒が辛くなってきます。
 そして酵母が自分の出したアルコールで自滅してしまうんです。結果、酵母は死ぬんですがね。実は死んだら逆に厄介者になってしまうんです。これはいつか書く事にしますね。
酵素が残るとどうなるのか?
⇒デンプンを糖に変えたり、たんぱく質をアミノ酸に変えたりします。

結果糖分は酵母に食べられるため、酒質は辛く、酸味と旨みが強くなります
が!旨みもほどほどだから美味しい。味の素などのハイミーを舐めた事ありますか?あれは旨み成分なんですが、そのまま舐めるとマズイ!
お酒の中の旨み成分が多くなって、全体のバランスが崩れると後味の悪い雑味の多いお酒になってしまうんです。
なので、酒蔵でおしいその味を持続する為に、火入れを行ないます。


火入れ(殺菌)の温度なんですが、意外と低温で行ないます
62℃前後が一般的で、福司では蛇管(じゃかん)というコイル状になった管を使って殺菌します。
この方法は古い方法です。最近だとプレート式熱交換器という画期的なものがあるようです。その他ビンに入れてお湯につける「ビン火入れ」というのもあるんですよ!
火入れだけでも沢山の方法があります。


同じ酒でも火入れしたお酒と生のお酒じゃ全然違うんですよ~
それぞれの違いを比べながら飲むのも面白いと思います。



どうやら本日は蔵の2階で催しものがあるようです。
少し騒がしくなってきましたということで、さっさと帰りまーす

アリガトウ&いちご大福

最近の釧路の天気はおかしいなぁ~
今日は天気雨ならぬ、天気雪が降りました。

さてさて、只今蔵では圧搾(あっさく)ラッシュでございます!
中くらいのタンクの搾りをしているのですが、毎日のように搾っていますよ

この分だと、残り3本・・・今週末から来週頭には搾り終えちゃいそう
ん~・・・味見が出来なくなる

3時頃お客さんがいらっしゃいました。
男性2人組。
僕は麹室(こうじむろ)の掃除をしていたのですが、社長が走って呼びに来ました
「おい、醸し屋~!お客さん来たぞ~」

早速ご案内道内の蔵を色々と回っている様子なのでザッと説明。
・・・のつもりが、沢山質問されました(^-^;)
造りに関してだったので、説明は大丈夫でしたが・・・とっても勉強熱心な方でした!こんなに一生懸命きいてくれると、説明しがいがありますね!!
何か久々に楽しく接客できましたよ!!
最後に「お忙しい中、案内して下さって有難うございます!」って
っ素敵な『アリガトウ』をいただきました。何か今日はぐっすり寝れそうです(笑)

今日は3月14日!そう、ホワイトデー!
チョコのお返しをせねば
と言っても、社長の娘さん2人ペンギンのチョコをもらいました☆
毎年くれるんですよ、やさしい子だ

ということで2人の好きなものを買いに昼休みに走りました!!

(酒には関係ないのですが、釧路の紹介と言う事で・・・)

・・・・いちご大福。
これがまたオイスィ~んです
ついでに会長のうちに買って帰りました↓↓
20070314124132ittigodaifuk.jpg

左がいちご大福!桜餅と比較すると大きさがわかると思います。
一般的に売られているものより小さいと思うんですが、これが美味い
今まで食べたいちご大福の中でここのが1番美味しいです!
釧路に来たら是非いちご大福を食べてみてください!!
薄めの餅皮にこしあん。程好い酸味のいちごがGOOD

御菓子司 二幸(にこう)
創業昭和12年、老舗の和菓子屋さんです。イチゴ大福は夕方で売り切れる事もしばしばあるようです。
住所:〒085-0015 北海道釧路市北大通2丁目3
電話:0154-22-2535
地図:http://www.kushiro-town.com/map/sr004307


ちなみに、僕の友達で「二幸のイチゴ大福を山積みにして食べるのが夢だ!!」と言い切るやつがいます(^-^)

今日から炭鉱に貯蔵『海底力(そこヂカラ)』

今日は午前中に海底力(そこヂカラ)を坑道に搬入しました。
【海底力とは?】⇒海底貯蔵したお酒です。正確には、海底より更に下に掘られている、炭鉱の坑道に貯蔵&熟成したお酒です。

出勤してすぐにモロミのお世話。
今日は搾りもあったのですが、僕は搬入に借り出されるので
他の人の負担を減らすべく、少し早めに作業開始。

櫂入れとタンクの清掃を終え、急いで搬入の準備をしている営業Aさんのところに。
行ったけど、する事無かった・・・

少しするといよいよ積み込み。
今回は前回より少し量が増えたので、2回に分けて運ぶらしい。
積み込み終わると、出発時間まで時間があるといわれ、仕込蔵へ
20分ほどあったので搾り準備の手伝いをしました。

さー時間だ!いざ出発!!
っ思うと雪が嫌な感じに降ってきたこれはすぐやんだんですがね~
釧路コールマインさんに到着
ヘルメットを渡され装着でも、トラックからトロッコ(ケーブルカー)に積み替えてくれるのは、コールマインの方々!
僕は見守るだけなんです。
今回報道陣は新聞社1社・・・前回は沢山いただけに寂しい
20070313103025ko-rumainn.jpg

今回は前回より長めに貯蔵する予定だそうです!1年かな??
なので来年の春頃の発売の予定!
sokodikara.jpg

しばしお待ちを~(^-^)

去年手に入らなかった人たちにも、少しは行き渡る・・・かな??

もっと知りたい楽しみたいチーズとお酒

昨日、お休みをいただいた為ブログをサボっちゃいました。スイマセン

土曜日、行ってきましたよ道新文化センターの1日体験講座!
『もっと知りたい楽しみたいチーズとお酒』
会社から直接行ったから、ぎりぎり間に合いましたが・・・

受講者は17人ほど。
参加者がそろうのを待って、いざ始りました!
チーズの定義や起源製造方法や種類などを勉強
その後、日本酒⇒焼酎⇒ワイン⇒ウイスキー⇒ブランデーと試飲を代えながらチーズを試食
チーズは白糠の酪恵舎(らっけいしゃ)さんのもの。地産地消ですね~
↓↓興味のある方はどうぞ☆酪恵舎さんのホームページ
http://rakukeisya.jp/products/

試食したチーズは以下の7種類です
・モッツァレラ
・トゥミン
・リコッタ
・テネレッロシラリカ
・トーマシラヌカ
・ロビオーラ
・モンウィ-ゾ   です。
僕的に美味しかったのはロビオーラ!リネンス菌という納豆菌の親戚を繁殖させているチーズらしいのですが・・・バチルス属なのかな??
これが臭い!っといっても納豆くらいの匂いですが。
でも、この香りがいいねぇ~発酵食品はこうじゃなくっちゃ!!
臭いものは美味しいのだ!!!
このロビオーラと福司の上等純米酒か特撰を一緒に飲みたいもんです
個人的にはこのチーズは日本酒に合う様な気がしますね!

今回の講習でお利巧になった事
それは、ナチュラルチーズとプロセスチーズの製造工程の違い。
簡単に言うと、日本の豆腐とよく似ているような感じなんですね!
ナチュラルチーズが絹ごし豆腐。プロセスチーズが木綿豆腐。
あとは『ニッカ』は『日果』をカタカナにしたってこと!これには驚き!

反対に残念だったのは、山崎ワイナリーのワインが飲めなかった事
急遽、北海道ワインさんになってました。残念。でも、北海道ワインにも先輩がいるしイイッカ

あー!そういえば、講習に瓶詰めのパートさんがきていたんですよ!!
しかも、毎週日本酒の講座に出ている様子でした!!
勉強熱心だなんて素敵なパートさん!・・・ただのお酒好きかもしれませんがね(笑)

明日はいよいよ海底貯蔵酒『海底力(そこヂカラ)』を貯蔵します!!

間に合うのか!!?

本日はいい天気ですね!
こんな天気のいい日でも蔵の中でお仕事です。
今日は、気になっていたあの仕事にかかります!
麹室の掃除!!
だいたいはおじいちゃん蔵人Uさんがやっててくれたんですが、仕上げをしなくては片付かない。

っということで拭き掃除。
製麹機(麹の温度調節をしてくれる機械)の近くにたまたま寝そべって驚いた!!
何でこんなところに!っと言うところに、ナットが挟まっているじゃないですか!!?
こりゃマズイ!!っということで、只今製麹機も分解中・・・・
洗米機みたいにならいように気をつけねば

お昼頃にはお客様が
営業Aさんがご案内していました。
蔵の中を歩いていると急に呼び止められて、「カメラマンさんの指示に従ってください。」



よくみるとプロのカメラマン??ごっついカメラで狙われました。
最近は掃除ばかりしているので、あまりキレイな格好をしていなかったので、
「上に着ているの脱いでいいですか?」っときくと、
「読者はそんなの気にしないから、平気だよ!」っとアッサリ

ハハハぁ~(^-^;)
そうかな?とりあえず、社長には怒られるだろうな・・・
しかも、今朝は髭も剃ってない

っと思いながら苦笑いしていると、
何か物足りなかったらしく、「腰に手をあてて!」
うぉい!牛乳を飲むスタイル化よ!?恥かしい・・・
それでも物足りないのか「両腕いこうか!」
仁王立ち!?恥かしい・・・
聞いた話では何かのパンフレットに使うとか。
その他にもカメラを持っている人がいたなぁ~
(個人的には)どうか皆様の目に入らぬことを祈ります


本日は、酒道楽様行なっている道新文化教室の1日体験講座に行ってくる予定です!
テーマは『もっと知りたい楽しみたいチーズと酒』ということで・・・
白糠酪恵舎のチーズを試食しながら、日本の酒6種類の試飲。
チーズと酒の楽しみ方を教えてくれるそうです。さらに今回は「ニッカ」から担当の方がいらっしゃって特別講義をしていただけるらしいので、チョット楽しみ。
しかもワインは、三笠の山崎ワイナリーさんのワインだと言うじゃないですか!
こりゃ-友として行かねば!っということで行ってきます
間に合うのか!?・・・

やってみたい事が!

今日は本当に困った1日でした
朝のテレビの占いで最下位。
毎朝、母が出勤前に「カズマ!今日は○位でラッキーカラーは虹色だって~!!」っとテレビの前から、玄関に向かって叫びます。
虹色って・・・
普段信じていませんが、あたったのかな??


昨日分解掃除した洗米機、乾いた様なのでネジ等をなくさないうちに組み立てることにしました。
そうすると、なんとネジ穴が合わない・・・
どうやっても合わないけど、どう考えても合わないはずが無い
力ずくでも・・・ダメだ~
こうなったら拡張工事!!!
あの手この手で無理やりはめ込んでやりました
こいつのおかげで、時間をかなりロスしましたよ。
本当に合わないはずが無いのに、何で??
半べそですよ

モロミの様子は・・・と言うと、
毎日プツプツと発酵していますよ。
来週あたりはモロミの搾りが連チャンで入ってきます!
造りも最終コーナーです
11月から始って、今月で5ヶ月目ですね


つくりが一段落しましたらやってみたい事が!
1つ目は、福司を置いてくれている居酒屋を回ってブログで紹介していきたいなぁ~って思っています。
そのお店のオススメメニューとお酒の写メとかを撮って♪
お店の人と話す機会にもなるだろうし、ブログを見てくれてる人にも「こんな美味しそうなお店があるんだ~、行ってみよう!」っと思っていただければ、釧路の市内地も活気づくのではないでしょうかね?
更に、ブログを見てくれてる人とも「ここにも福司が置いてあって、こんな美味しい1品があるんです!」っと言う情報交換も出来たらいいかなぁ~って
このブログから市内に活気が出てくれるとありがたいですね。

2つ目は、ブログを見てくれてる人などに声をかけて、直接の交流の場を作れたらと思います。やっぱり、お酒の魅力は直接話をしたほうが伝えられる様な気がするんですよね~
そして、お酒の話は飲みながらの方がいいかなぁ~って(笑)

3つ目はブログを見てる人を巻き込んだ商品開発(簡単なのね)!
例えばラベルやコンセプト、商品名などを多くの人と作っていけたら!っと思うんです。そうしたら、もっと地酒『福司』を愛してもらえるきっかけになるんじゃないのかと思っています。

その他にも在るんですが、ここは出し惜しみしておきます(^-^)

要は、僕の愛してやまないこの酒蔵をもっと皆さんに知っていただきたいな!そのためにブログを書いているわけですし、福司ファンを育てれるように頑張ります

『出品酒』と『聞き酒』

本日は札幌国税局の鑑評会の出品酒の利き酒をしました。
火入れ後、適当な温度に保管していたお酒を出してみます。
品質・香り等を確認し、最高の状態で出品します。

今年の吟醸酒はなかなかいいですよ!
甘味も在るし、バランスがいい!
こりゃ-楽しみだ♪

利き酒は蔵の2階で行ないました。
製造部3人+蔵人1人+社長。

通常利き酒は午前中に行ないますが、本日は訳ありで午後から・・・
何とか梱包も済み、出荷しました(汗)
出品用の吟醸酒は500mlのビンに入れて、5本出品します。
20070308155825.jpg

このラベル、上等酒のラベルなんですが
1番福司らしいということで、使ってます!

利き酒にはルール的なものがあるんですよ!知ってますか??


いくつか書き出してみます!
① 室温20℃前後で、湿度が低めに空気調節された室内が望ましい。
② 照明は太陽光を使用する場合、北側の窓の光を十分に取り入れる。
③ 食後2時間程度の生理的に安定した時間帯が望ましい。
④ 匂いが強烈で残るものは、利き酒の前の日は控える。
⑤ 休憩中の口直しには、昆布茶・卵・湯豆腐・煎茶・果物が良いが、利き酒の前に口をゆすぎ、口臭を取り除いておく。
⑥ 整髪料や香水などの香りが強いものの使用は避ける。
⑦ 禁煙は厳守する。
⑧ 私語厳禁。
⑨ 利き酒は左から右方向へ移動しながら利き酒する事が慣習になっている。
以上です。
もし皆さんが、利き酒を行なう機会がりましたら、参考にしてみて下さいね~

これらに注意して行ないます。
ちなみに『きき酒』という言葉についてのウンチク

「きき酒」は「聞き酒」とも書きます。
「聞く」と言う言葉には、「かぐ」、「味わう」と言う意味があるそうです。
また、香道(こうどう)でも「匂いを聞く」という言葉を使うことからも、決して不自然な言葉ではないそですよ~

ちなみに香道とは、一定の作法に基づいて香木をたき、その香りを鑑賞して楽しむ日本の伝統芸能です。

『鮭ひれ酒』の取材、韓国のテレビ局が来た!?

春が来ましたね~
まだ、フキノトウやツクシはみられないものの
ここ数日、『春1番!』が吹き荒れています

釧路のさくらの時期は・・・6月くらいかな。
遅いさくらを観に、北海道に是非お越しを!!



本日は午前中に講演会に言ってきました。
『海外観光誘致実践セミナー』と題し、台湾在住のフリーランスライターの方をお招きし、お話を聞いてきました。
むかーし昔に書きましたが、釧路-台湾 ビジネスマッチング協会に入っており、1度だけ台湾に市場調査にいった事が在るんです!
しかし、こっちは市場調査でも現地の人にとってはただの観光客。表面的なものしか見えていなかったような気もします。
そのときに人気だったのが『鮭ひれ酒カップ』
ユニークさが良かったのか、食いつき抜群でした!

そうそう、蔵開きの日に韓国のテレビ局が『鮭ひれ酒』の取材にきてましたよ!!
女性2人でいろんな人にインタビューもしてましたね!
結構日本語上手でした!!韓国人の女性は、日本人の男性にむかって
「どうですか?ほら!美味しいでしょ!なんか、もっと!こう、ホワーンって・・・」
回りからみて、なんとも誘導的なインタビューでしたが・・・面白かった!


(話は戻ります・・・)
今回の話は、個人的にはプラスになりました。台湾人と日本人の嗜好の違いが少しだけ理解できたような気がしました。
台湾の人は、高いものが美味しいのは当たり前!それよりも、なぜこれが高いのか?これがどういう食べ物なのか?っということを知りたがるそうです。
福司のそういうことを伝えるのは僕の十八番です

どうしたら相手に喜んでもらえるのか?っというときに、相手の事をわからなければ、喜んでもらえるような接客は出来ないですもんね~
蔵に台湾の方が来るようになったら(仮にね)その対策には役にたつな!

その前に、釧路で台湾人を見かける事が無い・・・
台湾ではスゴイ旅行ブームで、北海道にも着ていると言う話だが・・・・
海外の人を見かけないよいうな気がする(・ー・;)
僕が蔵にこもりっきりだからか???
見かける外国人といえば、自転車に乗ってヘルメットかぶって、スーツを来た2人組
「チョットイイデスカ?」と言ってくる、何かの勧誘だけのような・・・・
そう思うのは僕だけ??

台湾人観光客への対応方法うんぬんよりも
まずは釧路の観光全体をどうにかせにゃ-いかんですね
さて、自分に何ができるのか・・・?
・・・・自問自答を繰り返すとします


さてさて、【今日の仕込蔵】は
相変わらずのお掃除!
モロミのお世話をして、すぐに講演会に!
帰ってきて、お掃除♪洗米機の解体作業!!
この仕事、いつもは蔵人さんがやってからいなくなるのですが、
今回は出来ないうちに終わってしまった為、僕が引き継ぐ事に
どうやっていいかわからないが、やってみなくては始らない!!
っということで、頑張るぞー!

教えてください!!

ランキングへのご協力お願い致します。

今日は暖かく、雪や氷が溶けて道もビチャビチャ
最近は雨が降ったり、雪が降ったり異常気象ですね。
未来の釧路は米が作れるようになっているのかな??

とりあえず通勤してすぐに、櫂入れ。
モロミのお世話です。人がいないと蔵が広く動きやすい!!
しかも仕事があっちこちに転がっていて、考えないで夢中になれるところもいいかも。
何か久々に自分のリズムで仕事したような気がします。

造りの最中は蔵人同士の輪が重要。
仕事も、ずーっと忙しいと言うよりも、波があるような気がします。
1つの仕事が始ると連鎖的に仕事が動くので、持ち場を上手い具合に移動していかなくてはいけません。
何かパズルのピースの様。
仕事と言う枠の中に、蔵人一人一人がお互いの形に合うように仕事を仕事をしていく。
毎日同じ形なら楽なんですが、生き物相手なので日によって少しずつ変えていかなくてはいけないのがちょっと厄介。
しかも1人だけでできる仕事がほとんど無い。必ず誰かの手を借りないとできないような事ばかり。
自分のペースではなく、蔵全体のペースで仕事をしていくのは、
ムカデ競争のように大変です



先日の蔵開放。午後3時で終了、従業員やお手伝いの方々でザッっと後片付けをしていました。
3時を過ぎて来たお客様が数組。
残念ながら、試飲のお酒はすでに引き上げてしまっており、会場もほとんど片付けてしまってました。
せっかく来ていただいたので、蔵の中を案内しお話をしました。
そのときお客様にこんな事を言われたんです

「僕たちここのお酒好きで、よく飲んでいます。で、ここのお酒の純米酒や吟醸酒、本醸造など色々な種類を飲ませてくれるお店、教えてくれませんか?」
「ここの吟醸酒がすきなんですが、飲みに出ても置いているお店が無くて・・・俺なら絶対飲みたいけどな」


確かに、僕の知る限りそんなお店は無い
うちの本醸造、純米酒、吟醸酒を取り扱っている飲み屋・・・在るのか???
ご存知の方いらしたら、教えて下さい!!!

他の地域ではどうなんでしょう?
地酒の各種特定名称酒を取り扱っているお店って多いのでしょうか?

有名どころの種類を沢山そろえているところは在りますが。
地酒を置いているところはあまりみた事が無いような・・・・

釧路はちょっと前まで三増酒が美味しい酒とされ来ましたから、吟醸なんかを飲む習慣が無いんじゃないのかな??

寂しい蔵&別れ

昨日のにぎやかさが嘘のように、シーンとした蔵
寂しい蔵になりました
祭りの後の静けさです

今日は朝からお掃除。

とりあえずはモロミのお世話。
終わって直ぐに掃き掃除!!
ん~やっぱりなんだか寂しい。

昨日、かなりの人数がきたこともあるんですが
理由は他にも在るんです。

蔵人が2人、一昨日で終わりで今日は来ていんです。
2人もいないと何か違いますね
昨日は蔵開放だから感じませんでしたが

3月、卒業&お別れシーズンですね
蔵人と僕は、また1年経つと同じ釜の飯を食うのですがそれでも寂しい。

釜場(米の蒸かし)の担当の蔵人Mさん
体格がっちりで初めは話し掛けづらい存在でした。
仕事の担当上、あまり会話をする機会も無く甑倒しに。
2月末に1番年の近い蔵人Kさんがいなくなり、仕事を受け継ぐと
蔵人Mさんと話す機会ができるようになりました。

思っていた以上にお茶目なMさん。ちょっと短気なとこもあるのですが
手際の悪い僕に、何気に色々教えてくれたような気がします。

まかないのときの話
人より大柄なMさんがご飯をよそってくれました。
っといっても、おかわりです。
「まんまは?(ご飯は?)」と聞かれ
断るのも悪いと思い「少しだけ」っと言うと、快くよそってくれました
「ほいっ!」っと手渡されたご飯茶碗には、
すりきり1杯分のご飯・・・・
僕の1膳分くらいはある・・・・
きっと彼の少しはこのくらいなんだ。
次回からは遠慮せずに断ろう!
先輩によそってもらったご飯、残すわけにもいかず
食べましたことが、とても懐かしいです。

たれ口酒、2時間で完売!!

おわったぁ~!!!
無事今年の蔵開きも終了しました!
沢山の皆様のご来店、有難うございます(^-^)

まずは、駐車場の件でお詫びを。
予想外の来場者数で、駐車場が満車状態に。
多くのお客様にご迷惑をおかけした事ともいます。
大変申し訳ございませんでした。



さてさて、ブログでも何度か宣伝いたしました『たれ口酒』
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開店2時間ほどで完売いたしました!
去年の1日かけて売れた分よりも少し多く詰めたんですが、それでも昼前に完売・・・
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明らかに違うのは来場者数!
ものすごい人
会場がびっちりで、お酒を運ぶのがやっと(^-^;)「スイマセ~ン、通して下さい~
『醸し屋カズマ』って名札をつけたんですが、だれも声をかけてくださらないんですよ・・・
とりあえず、救急車で運ばれた人がいなくてよかったぁ~
でも、蔵の前の電信柱に抱きついてる人はいましたが(笑)

驚いたことに、帯広や札幌からも着てくれたお客様が!
本当に有難うございます!
帯広の酒匠の福田さんの蔵しっくツアーもご来場いただきました!
あまりお話する時間は無かったものの、お会いできて良かったです。
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↑↑蔵しっくツアーの様子。
別室で会社の説明やお酒の製造工程に関する質問を受けました。
こういう場で質問される事が少ないので、少し緊張しましたが・・・


その他、酒道楽様や日本酒を楽ししむ会のメンバーの方々
小学1年生のときの担任の先生や高校時代の先生。
末広の『一文無し』大将など沢山の知り合いの方も着てくださり感謝☆感謝☆

何より、ご来場の皆様が福司を美味しそうに笑顔で飲んでくださったことが一番の喜びです

さーて、明日は後片付けです!頑張るぞ!

ナメクジみたいな顔

昨日は甑倒しでした。
開始時間は早めの5時。
沢山の御馳走とお酒をたらふくいただきました!
沢山の料理の中で1番の人気は、なぜか卵焼き
タマゴ好きの蔵人が多いせいでしょうか??

お酒の飲みすぎか、今朝は顔が腫れぼったい・・・
休憩時間に祖母の所に行くと
「どうしたのカズマ?ナメクジみたいな顔して!!」

「えー!!?ナメクジかよ
確かに腫れぼったいけど・・・
しかも頭痛いし。
ただの二日酔いかな

今日は3月3日の雛祭り
女の子の日です!
お昼のまかないは、チラシ寿司でした♪
それにうどんも付いて、更に桜餅まで♪桜餅好き
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奥さんが『ニ幸』さんにいって買ってきてくれたようです。
ちなみにチラシ寿司もうどんも、普通の大きさです。
チラシ寿司は食べきれないので持って帰ります

いよいよ明日は『蔵開き』
明日限定販売の『たれ口酒』も瓶詰めが終わり、明日を待つばかり。
毎年開店時には列が出来ています。
そして売店がバーゲンセールのワゴンのような状態・・・
あっちこっちで「これいくら?」「これ○本ちょうだい!」っというありさま。
並んでくれ~って感じです
と言う事で、今年はたれ口酒を目的のお客様には外で買えるように、専用の販売所を設けたようです。
これによってどうなるのか・・・明日のお楽しみ。
僕は明日、蔵の案内をする役のようです。
見かけたら声をかけて下さいね!!
明日はナメクジみたいな顔ではないと思いますから(笑)

明日は3時に閉店です。2時半までには蔵にはいてください!
2時半以降の入場はお断りしますので、あしからず。

日本酒造りの面白い言葉

昨日の携帯事件。
新品にショップに持っていき交換してもらいました。
中味は空っぽになってしまいました・・・・
ブログ用に写真を撮っておいたものまで消えてしまった。
がっかりです。

症状は以下の通りです。
①電源が入ら無いが、画面の電気がつきっぱなし
②ショップにあった違う電池に交換してみたところ、電源が入る。
 しかし、画面は出ない(真っ黒)まま。
③電話をかけるとつながります。しかし、会話は出来ません。
④ショップでできる簡単な検査では、全て異常なし。

原因はなんだったんだろう?


仕込みも明日で終わり。明日の夕方に甑倒しをします。
なので、ブログかけないかもしれません・・・すみませ~ん。


日本酒を造る勉強をしていていつも面白いなぁ~と思う事があります。
それは言葉・表現です。
何も知らない人が聞くと違うものを想像するんじゃないかな?というものや、面白い表現をする言葉もあるんです。
何個か例をあげると・・・
①黒い米    (お米が黒いわけではないんです。)
②米の目玉   (もちろん米に目があるわけないです。)
③もやしをふる (野菜の『もやし』じゃないですよ。)
④金平糖    (これもお菓子の金平糖じゃないです。)
その他にも『バカ破精』や『肉たれ歩合』といった変な言葉が。

これ全部日本酒に関わる言葉です。
さて、それぞれがどういう意味かわかりますか??
これがわかる方は、かなり日本酒の製造に詳しい方でしょうがね(^-^)